蕎麦遺産

未来の世代に引き継ぐべき「蕎麦」に関するあらゆる情報を調査し、「蕎麦遺産」として登録しています。

かづや(台東区西浅草)の「板わさ」「もり」「おかめ」等

2024年03月19日 | 蕎麦屋(都内)
【令和6年3月某日 調査・登録】
 こちらの店「かづや」は、浅草の「かっぱ橋本通り」にある蕎麦屋です。店頭には歴史を感じる食品サンプルが展示され、店内には暖をとるための石油ストーブが置かれるなど、昭和な雰囲気満載のお店です。
 ランチタイムに伺ったのですが、お店の外からは中の様子が分からず、扉を開けてみると満席に近い状況でした。地元客7割+観光客3割といった感じでしょうか。


 まずは日本酒の「熱燗」をいただきましょう。おっ~! これは初めて見ました。蕎麦湯入れにお湯を張って熱燗に仕立てています。冷めにくく、そして風情がありますね~


 肴は「板わさ」です。


 熱燗で体も温まりましたので、お替りは冷酒です。


 さて「もり」をいただきましょう。安定の美味しさです。何とリンゴの切り身が2切れ添えられています。これも蕎麦屋で初めての経験ですが、けっこう美味しいリンゴです




 こちらは「おかめ」です。椎茸が甘く煮詰めれれています。こちらにもリンゴが付いています。




 仕上げは勿論「そば湯」です。


 ごちそうさまでした。体と心が温まる昭和な蕎麦屋でした。

★かづや
 所在:東京都台東区西浅草3-3-4
 電話:03-3841-6773
 品代:熱燗550円、板わさ700円、冷酒550円、もり650円、おかめ850円

そばきり みよ田(松本市中央)の「せいろそば」「香ばしかき揚げそば」等

2024年02月10日 | 蕎麦屋(都外)
【令和6年2月某日 調査・登録】
 こちらの店「そばきり みよ田」は、松本市に本拠を構える王滝グループが商う蕎麦屋です。


 まずは「生ビール<サッポロ黒ラベル>」をいただきましょう。


 こちらは「せいろそば」です。みよ田では、蕎麦粉を自社製粉しており、県内産玄そばを毎月地区替わりで提供しています。店頭の貼り紙によれば、今日は「八ヶ岳」産のようです。美味しいそばに仕上がっています。




 蕎麦にはやはり日本酒ですね。お酒のお替りは「大雪渓 常念 辛口特別純米酒」です。北アルプスからの恵みの水で造られた辛口です。


 こちらは、ぶっかけそば「香ばしかき揚げそば」です。プリプリの海老とゴロゴロ野菜がたっぷり入った大判のかき揚げがとても美味しく揚がっていました






 仕上げは勿論「そば湯」です。


 箸袋


 ごちそうさまでした。かき揚げもそばも美味でした。

★そばきり みよ田 松本パルコ店
 所在:長野県松本市中央1-10-30松本パルコ1階
 電話:0263-38-2166
 品代:生ビール600円、せいろそば800円、大雪渓 常念 辛口特別純米酒<グラス>660円、香ばしかき揚げそば1,280円

蕎麦倶楽部 佐々木(松本市大手)の「くんせいの盛り合わせ」「もりそば」「とろろそば」等

2024年02月10日 | 蕎麦屋(都外)
【令和6年2月某日 調査・登録】
 こちらの店「蕎麦倶楽部 佐々木」は、信州そばの名店が多い松本市内でも、屈指の人気を誇る蕎麦屋です。


 店内には、本格的なオーディオ設備もあり、素敵なBGMが流れています。


 まずはお酒をいただきましょう。信州 小布施町にある松葉屋本店の「北信流 辛口純米酒」です。清々しい味わいが美味です。




 こちらは「くんせいの盛り合わせ」です。鶏や鹿や肝が適度に燻されていて、お酒のアテに最高です


 美味しい肴で、お酒も進みます。お替りは長野県北安曇郡池田町にある大雪渓酒造の「大雪渓 純米吟醸 生原酒」です。微炭酸感と華やかな吟醸香があり、芳醇な味わいが特徴です。


 さて、そばをいただきましょう。こちらは「もりそば」です。本日の蕎麦の実は「麻績産 茅野産」です。
店員さんから、はじめの一口は塩(映像右下)だけで食べるよう勧められます。お勧めに従っていただくと、蕎麦本来の風味・甘みを堪能できました。蕎麦粉の割合は9割3分:7分で手打ちされています。






 こちらは「とろろそば」です。滋味あふれる味わいの汁が絶品です




 仕上げは勿論「そば湯」です。


 ごちそうさまでした。信州そばを堪能できました。

★蕎麦倶楽部 佐々木
 所在:長野県松本市大手4-8-3
 電話:0263-50-4387
 品代:北信流 辛口純米酒<グラス>800円、くんせいの盛り合わせ1,000円、大雪渓 純米吟醸 生原酒<グラス>?円、もりそば1,000円、とろろそば1,250円

李蕎庵(千代田区神田美土代町)の「蕎麦屋のつまみ三点盛り」「せいろもり」「鴨南蛮そば」等

2024年01月18日 | 蕎麦屋(都内)
【令和6年1月某日 調査・登録】
 こちらの店「李蕎庵」は、昨年4月、神田美土代町に開店した新しい蕎麦屋です。






 まずはお酒をいただきましょう。宮城の「本仕込 浦霞」です。爽やかな香気と柔らかな味わいがあり、端正なキレもあってとても美味です


 こちらは「蕎麦屋のつまみ三点盛り」です。「鴨肉」と「鰊」と「かまぼこ」です。お酒のアテに最高です


 さて、おそばをいただきましょう。こちらは「せいろもり」です。本日の蕎麦粉は、茨城県坂東市神田山産の「常陸秋そば」です。香りも喉ごしも秀逸で、ボリュームもあってコスパ抜群です




 こちらは「鴨南蛮そば」です。美味しい網焼きの鴨肉が5枚も入っており、そばや九条葱の量も多く、こちらもコスパ抜群です








 箸袋


 とても美味しいだけでなく、ボリュームが凄く、コスパ抜群のお店でした。

★李蕎庵
 所在:東京都千代田区神田美土代町9-17日宝神田淡路町ビル地下1階
 電話:03-5577-7577
 品代:本仕込 浦霞<1合>680円、蕎麦屋のつまみ三点盛り900円、せいろもり750円、鴨南蛮そば1,400円

更里(台東区浅草橋)の「海老天種」「生粉打ちそば」「もりそば」等

2023年12月31日 | 蕎麦屋(都内)
【令和5年12月31日 調査・登録】
 今日は一年の締め括り大晦日です。大晦日といえば「年越しそば」です。「年越しそば」の由来は、「そばのように細く長く達者に暮らせることを願っていただく。」「そばは切れやすいため、一年間の苦労を切り捨てて翌年に持ち越さないように願っていただく。」「金銀細工師が散らかった金粉を集めるために蕎麦粉の団子を使うことから、金が集まるように願っていただく。」など諸説あるようです。

 さて、今年の「年越しそば」は台東区浅草橋の「更里<さらり>」です。店主の小林氏のご実家は神田猿楽町の「淺野屋」です。品川区南大井にある老舗蕎麦屋「布恒更科」で修業され、その後、「更里」を開店しました。生まれも育ちも蕎麦屋という生粋の蕎麦人ですね






 まずは、日本酒をいただきましょう。高知の「桂月 超辛口純米」です。冷酒でいただきました。すっきりとした辛口の純米酒です


 こちらは「海老天種」です。海老・茄子・椎茸・蓮根・ピーマンで構成されています。カラリと揚がり美味です




 お酒のお替りは、岐阜の「秀選 鯨波」です。燗酒でいただきました。


 こちらは十割で打たれた「生粉打ちそば」です。口の中に蕎麦の香りが広がります。濃いめのそば汁との相性も良いです。




 こちらは「もりそば」です。




 仕上げは勿論「そば湯」です。


 箸袋


 ごちそうさまでした。美味しいそばでした。
 皆さま、今年も大変お世話になりました。良いお年をお迎えください。

これまで調査・登録してきた年越しそば
 《2022年の年越しそば:手打ちそば 和仁の「焼き味噌」「海老の天麩羅」「せいろそば」「鴨南蛮そば」等》
 《2021年の年越しそば:喜道庵の「かつ煮」「玉子焼き」「もり」「鴨南」等》
 《2020年の年越しそば:大川やの卯の花・海老天ぷら・穴子天せいろ・かけ等》
 《2019年の年越しそば:金升のだし巻き玉子・鶏わさび・カレー南蛮等》
 《2018年の年越しそば:栃の木やの三点盛り・玉子焼・せいろう<粗挽>・九条ねぎと鶏団子等》
 《2017年の年越しそば:九頭龍蕎麦はなれのお昼のサービスセット・海老天蕎麦等》
 《2016年の年越しそば:蕎介のだし巻き玉子・三色・穴子天ぷら蕎麦等》
 《2015年の年越しそば:神田錦町更科の天せいろ・にしん蕎麦》
 《2014年の年越しそば:中村屋の海老天ぷらそば・せいろ等》
 《2013年の年越しそば:九頭龍蕎麦はなれの越前おろし蕎麦等》
 《2012年の年越しそば:蕎楽亭もがみのだし巻き玉子・ざる・HOTおろし等》
 《2011年の年越しそば:麺処NAKAJIMAのお正月セット》
 《2010年の年越しそば:湧水の天ざる・きつね・そばようかん》
 《2009年の年越しそば:神田錦町更科のせいろ・あさりかき揚げそば・冷やしミックス(きつね・たぬき)・鳥汁せいろそば》
 《2008年の年越しそば:日本橋やぶ久のもり・玉子とじ》

★更里
 所在:東京都台東区浅草橋1-11-3
 電話:03-3863-6288
 品代:桂月 超辛口純米<1合>830円、海老天種1,420円、秀選 鯨波<1合>620円、生粉打ちそば1,100円、もりそば850円

神田まつや(千代田区神田須田町)監修の「日清 神田まつや 鶏南ばんそば」

2023年12月27日 | 蕎麦屋(都内)
【平成29年12月某日 調査・登録】
 「神田まつや」は、明治17(1884)年に創業した江戸のそばの味を現代に引き継ぐ老舗蕎麦屋で、食通としても高名な作家の池波正太郎氏がこよなく愛した店として有名です。
 《前回のこちらの店の調査・登録:LAWSON 海老かき揚げそば

 この「神田まつや 鶏南ばんそば」は、7年連続発売の人気商品で、2023年は12月18日に新発売されました。「神田まつや」の特長である「本節、宗田節などから取った出汁」と「甘辛いかえし」を合わせたやや濃いめのつゆが再現されています。具材は、ボリュームのある大ぶりの炭焼鶏肉と下仁田系葱が入っています。老舗そば屋に受け継がれるこだわりの味を堪能できます。
 今回から新たに追加された「濃いつゆ仕立ての特製かえし」で仕上げれば、お店さながらの "甘辛い濃いつゆ" を楽しめます。そばは、お店で食べるような弾力としなやかさを兼ね備え、甘辛いつゆとの相性も抜群です。










 ごちそうさまでした。

★神田まつや<監修>
 所在:東京都千代田区神田須田町1-13
 品代(税別):日清 神田まつや 鶏南ばんそば300円

藪伊豆総本店(中央区日本橋)の「じゅげむ定食」「まねき猫ランチ」等

2023年12月24日 | 蕎麦屋(都内)
【令和5年12月某日 調査・登録】
 こちらの店「藪伊豆総本店」は、江戸時代の天保年間のはじめに、京橋で「伊豆本」として創業しました。その後、明治15(1882)年に「かんだやぶそば」の暖簾に包含されることとなり、「藪」と「伊豆本」の「伊豆」を合わせ、「藪伊豆」の屋号で、藪のれん直系の分店となったとのことです。
 《前回のこちらの店の調査・登録:せいろランチ


 店先の石臼粉挽小屋では、毎朝・夕の2回、自家製粉を行っています。そして、挽きたての香り豊かなそば粉は、伝統の二八で打たれています。




 ランチ時だからでしょうか、お茶をサーブしていただきました。


 でも、お酒をいただきます。岐阜の酒「奥飛騨 特別純米酒」です。熟成感のあるまろやかな口当たりと爽やかな喉越しが特徴です。


 こちらは、平日・土曜日限定の「じゅげむ定食」です。落語の「じゅげむ」にちなんで名付けられた健康と長寿を願うメニューだそうです。
 「副菜<きんぴら・かまぼこ・高野豆腐>」「鶏肉の柳川小鍋<鶏肉・ごぼう>」「季節の小鉢」「そばの実のご飯」「せいろそば2枚」で構成されています。「せいろそば」は「かけそば」に変更可能とのことなので、「かけそば」にしました。これで、1,350円とは、とてもコスパに優れた定食です。










 美味しい定食の肴でお酒も進みます。お替りは、兵庫の「白鷹 あとひき」です。


 こちらは、同じく平日・土曜日限定の「まねき猫ランチ」です。店一番人気のランチだそうで、「副菜<きんぴら・かまぼこ・高野豆腐>」「天ぷら<海老>」「季節の小鉢」「そばの実のご飯」「せいろそば2枚(かけそばへの変更も可能)」のセットです。「そばの実のご飯は不要です」とお伝えすると、「せいろそばの盛りを少し増やします」とのこと、ありがたいことです。こちらもこれで1,350円とは、とてもコスパに優れたランチですね






 仕上げは勿論「そば湯」です。




 ごちそうさまでした。コスパ・味ともに素晴らしいおそばでした。

★藪伊豆総本店
 所在:東京都中央区日本橋3-15-7
 電話:03(3242)1240
 品代:奥飛騨 特別純米酒<1合>950円、じゅげむ定食1,350円、白鷹 あとひき<1合>650円、まねき猫ランチ1,350円

神田まつや(千代田区神田須田町)監修の「LAWSON 海老かき揚げそば」

2023年12月16日 | 蕎麦屋(都内)
【令和5年12月某日 調査・登録】
 「神田まつや」は、明治17(1884)年に創業した江戸のそばの味を現代に引き継ぐ老舗蕎麦屋で、食通としても高名な作家の池波正太郎氏がこよなく愛した店として有名です。
 《過去の神田まつや監修製品の調査・登録:LAWSON 海老かき揚げそば〜北海道産玄そば使用〜

 この「LAWSON 海老かき揚げそば」は、老舗「神田まつや」とLAWSONがタイアップした 醤油が効いたつゆとプリっと海老かき揚げを楽しめるそばです。令和5年12月12日に新発売されました。


 お湯は不要で、器ごと電子レンジで温めるだけで出来上がりです。


 さすがに神田まつや監修です。つゆが美味しい! 濃いめの醤油が効いたつゆと添付の「ゆず七味」のコラボが秀逸です。


 ごちそうさまでした。

★神田まつや(監修)
 所在:東京都千代田区神田須田町1-13
 品代(税別):LAWSON 海老かき揚げそば599円

「ミシュランガイド東京2024」に掲載された蕎麦屋

2023年12月08日 | 蕎麦屋(都内)
【令和5年12月8日発売 ミシュランガイド 東京2024】
  3つ星:そのために旅行する価値のある卓越した料理
  2つ星:遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理
  1つ星:近くに訪れたら行く価値のある優れた料理
  ビブグルマン:価格以上の満足感が得られる料理
  セレクテッドレストラン:ビブグルマンには入らないが、ミシュランがおすすめするレストラン
  ミシュラングリーンスター:持続可能なガストロノミー<美食>に注力する店舗


<三つ星>
  なし

<二つ星>
  なし

<一つ星>
  玉笑(渋谷区神宮前 5-23-3)
  由庵 矢もり(中央区月島3-9-7)

<ビブグルマン>
  蕎麦前 ながえ、(世田谷区等々力4-9-3)
  蕎倫(港区白金3-21-11)
  東白庵 かりべ(世田谷区粕谷4-23-19)
    ※ただし、リンク先はお店が神楽坂にあったときのものです。
  蕎麦 たじま(港区西麻布3-8-6)
  おそばの甲賀(港区西麻布2-14-5)
  蕎麦 おさめ(新宿区下落合3-21-5)
  手打ち蕎麦 成冨(中央区銀座 8-18-6)
  蕎楽亭(新宿区神楽坂3-6)
  浜町 かねこ(中央区日本橋浜町3-7-3)
  江戸蕎麦 ほそ川(墨田区亀沢1-6-5)
  浅草 ひら山(台東区西浅草1-3-14)
  手打そば 菊谷 巣鴨本店(豊島区巣鴨4-14-15)
  一東菴(北区東十条2-16-10)
  
<セレクテッドレストラン>
  蕎庵 三たて(港区麻布十番2-8-12 2F)

喜乃字屋(台東区上野公園)の「もり」「舞茸天」「かき揚げ」「ハラペーニョ冷やかけ」等

2023年11月14日 | 蕎麦屋(都内)
【令和5年11月某日 調査・登録】
 こちらの店「喜乃字屋」は、上野駅前の「上野の森さくらテラス」1階にあります。店のコンセプトは「クールな生粉打ちそば、粋な角打ちワイン」です。
 《前回のこちらの店の調査・登録:フォアグラエスプーマもり・もり・かき揚げ


 まずは、「ロゼの泡」をいただきましょう。


 こちらは「もり」です。単品で「舞茸天」を合わせました。
 厳選された蕎麦の実が石臼で挽かれ、蕎麦粉十割、つなぎを一切使わないで生粉打ちされており、香りがとても豊かです。そば汁には、江戸時代から続く「三河 九重味醂」と作り上げたオリジナルの返しが使われています。
 また、「舞茸天」には宮内庁御用達の栃木県産舞茸が使われています。アミノ酸が通常の4倍あり、株は一般的な舞茸の2倍大きいそうです。






 こちらは、単品でいただいた「かき揚げ」です。


 美味しい肴でお酒も進みます。お替りは、白ワイン「ヴィーノ ビアンコ ヴェロネーゼ I.G.T. ゴドー」です。


 おそばをもう一杯、こちらは「ハラペーニョ冷やかけ」です。贅沢に載せられた九条ネギの食感とゴマだれ&ハラペーニョのコラボがとても美味です。さほど辛くありません。




 仕上げは勿論「そば湯」です。


 ごちそうさまでした。そばも揚げ物も美味でした。

★喜乃字屋
 所在:東京都台東区上野公園1-54上野の森さくらテラス1階
 電話:03-6803-2808
 品代:ロゼ泡780円、もり430円、舞茸天250円、かき揚げ200円、白ワイン680円、ハラペーニョ冷やかけ850円

おそばの甲賀(港区西麻布)の「クリームチーズの西京漬け」「紋甲いかと蓮根の天ぷら」「せいろ」「山かけそば」等

2023年11月03日 | 蕎麦屋(都内)
【令和5年11月某日 調査・登録】
 こちらの店「おそばの甲賀」は、ミシュランガイドのビブグルマンに輝く名店です。明治7年から続く蕎麦屋「赤坂砂場」で14年間修行した店主 甲賀宏氏が、平成19(2007)年12月に7オープンしました。




 まずは、岐阜は多治見の日本酒「三千盛」 本醸造をいただきましょう。辛口らしい味の強さと酒本来の旨みを感じることができます。


 お酒のアテに「クリームチーズの西京漬け」をいただきました。


 こちらは「紋甲いかと蓮根の天ぷら」です。カラリと揚がっており、とても美味です


 美味しい肴でお酒も進みます。お替りは「白鷹」です。お店のお薦めは「お燗」だそうなので、熱々の「お燗」でいただきました。


 さあ、おそばをいただきましょう。「せいろ」です。蕎麦の実を埼玉県入間郡の農家から直接取り寄せて、店内の石臼で挽いて、挽きたての粉で打っているそうです。見た目も、香りも、味わいも秀逸です。汁はやや甘めです。




 こちらは「山かけそば」です。




 仕上げは勿論「そば湯」です。


 ごちそうさまでした。そば前もおそばもとても美味でした。

★おそばの甲賀
 所在:東京都港区西麻布2丁目14−5
 電話:03-3797-6860
 品代:三千盛850円、クリームチーズの西京漬け900円、紋甲いかと蓮根の天ぷら1,600円、白鷹850円、せいろ950円、山かけそば1,350円

蕎麦 高しま(文京区関口)の「蕎麦前セット」「チーズの西京漬け」「花巻」等

2023年10月31日 | 蕎麦屋(都内)
【令和5年10月某日 調査・登録】
 こちらの店「蕎麦 高しま」は、ミシュランガイドのビブグルマンに輝く名店です。店名は店主の出身地である長野県諏訪の「高島城」が由来とのことです。








 まずは、岩手の日本酒「月の輪」の純米辛口をいただきましょう。辛口ですが旨みがあって、後口にキレがあります


 それでは「蕎麦前セット」をいただきましょう。「蕎麦前3点盛り」「野菜天ぷら」「蕎麦」のセットです。
 まずは「蕎麦前3点盛り」です。「昼飲みの方におすすめ」のセットとメニュー書かれているだけあって、お酒のアテに最高です。


 次は「野菜天ぷら」です。美味しく揚がっています




 次の「蕎麦」は、「ざる」か「かけ」を選べるので、「ざる」をチョイスしました。十割の手打ちです。ゴツゴツとした食感、蕎麦の香りが秀逸です




 「蕎麦前セット」は終わり、次に「チーズの西京漬け」をいただきました。これも酒のアテに最高ですね


 ということで、お酒のお替りは、京都の「招徳」の純米吟醸ひやおろしです。サラっとした辛口です。


 温かいそば「花巻」もいただきましょう。佐賀県産 有明の海苔がふんだんに使われています。海苔の香りが漂い、滋味あふれる味わいに仕上がっています






 仕上げは勿論「そば湯」です。


 ごちそうさまでした。とても美味しいそばでした。

★蕎麦 高しま
 所在:文京区関口 1-39-11
 電話:03-6882-3934
 品代:月の輪700円、蕎麦前セット1,700円、チーズの西京漬け700円、招徳760円、花巻1,050円

雷門 満留賀(台東区浅草)の「天ぷら盛り合わせ」「もり」「鴨南ばん」等

2023年09月24日 | 蕎麦屋(都内)
【令和5年9月某日 調査・登録】
 こちらの店「雷門 満留賀」は、浅草観音通りにある明治28年創業の老舗蕎麦屋です。店内は広々とし、ゆったりとした空間が広がっています。


 まずは冷酒をいただきましょう。新潟県湯沢町の白瀧酒造の「魚沼」です。さらりとした味わいと程良い旨みがある淡麗辛口です。


 こちらは「天ぷら盛り合わせ」です。サクサクに揚がっています。 


 お酒のお替りは燗酒です。灘の「富久錦」です。


 さて、そばをいただきましょう。「もり」です。
 蕎麦粉は、上品でありながらしっかり香る北海道音威子府産を使用しているそうです。比較的細打ちです。出汁は、保存料・添加物・化学調味料を一切使用しおていないそうで、本鰹からしっかりとった上品な味わいがあります。




 こちらは「鴨南ばん」です。鴨の出汁がしっかりと効いており、ネギとの相性も秀逸です。鴨の上品な脂と旨味が染み出し、滋味あふれる味わいを醸し出しています






 仕上げは勿論「そば湯」です。




 ごちそうさまでした。

★雷門 満留賀
 所在:東京都台東区浅草1-1-5
 電話: 03-3842-2020
 品代:魚沼750円、天ぷら盛り合わせ1,550円、富久錦700円、もり700円、鴨南ばん1,650円

戸隠製粉(台東区上野)の「山賊焼き」「もりそば」「ぶっかけ海老そば」等

2023年08月31日 | 蕎麦屋(都内)
【令和5年8月某日 調査・登録】
 こちらの店「戸隠製粉」は、国産の玄蕎麦を店頭にある石臼で挽き、挽きたて、打ちたての十割そばを提供しています。


 今日も残暑が厳しい暑い日です。まずは「生ビール」で喉を潤しましょう。


 こちらは「山賊焼き<ハーフ>」です。鶏のモモ肉をニンニク・生姜等のタレに漬けて小麦粉にまぶして揚げた長野県松本市の郷土料理だそうです。




 お酒のお替りは、山梨県北杜市「七賢」の純米酒です。フルーティーで上品な華やかさがあります


 さて「もりそば」をいただきましょう。十割そばは噛めば噛むほど、口の中に蕎麦の風味が広がります。出汁には昆布・宗田ガツオ・サバ等が使われ、毎朝店舗で手作りしているそうです。




 こちらは期間限定の「ぶっかけ海老そば」です。爽やかで、暑い日にはぴったりの一品です




 仕上げは勿論「そば湯」です。




 ごちそうさまでした。美味しい十割そばでした。

★戸隠製粉
 所在:東京都台東区上野5-20-15
 電話:03-6806-0032
 品代:生ビール<中>460円、山賊焼き<ハーフ>550円、七賢<1合>820円、もりそば820円、ぶっかけ海老そば1,470円

あさだ(台東区浅草橋)の「天ぷら 季節野菜盛合せ七品」「せいろそば」「ひやしそば 椎茸」等

2023年07月15日 | 蕎麦屋(都内)
【令和5年7月某日 調査・登録】
 こちらの店「あさだ」は、安政元年創業の老舗蕎麦屋です。
 《前回のこちらの店の調査・登録:秋野菜天せいろ・若鳥南ばん・そば茶プリン


 今日も蒸し暑い一日でした。ビールで始めましょう。「アサヒプレミアム生ビール熟撰」です。


 こちらは「天ぷら 季節野菜盛合せ七品」です。お酒のアテに最高です




 お酒のお替りは、新潟の日本酒「鶴齢」の純米生原酒です。辛口でキレがあって暑い夏にピッタリです。


 さあ、おそばをいただきましょう。「せいろそば」です。こちらの店では、主に北海道・茨城・福井の純国産の蕎麦の実を使い、毎朝石臼で挽いているそうです。つなぎを一切加えない手打ちの十割蕎麦です。また、鰹節には「焼き節」という全国でも一軒でしか作れない特注品が使われ、じっくり煮出すことで、琥珀色に澄み切った香り高い出汁を引くそうです。そんな蘊蓄をお聞きすれば、美味しくない訳がありません。基本のできた逸品です




 美味しいそばで、お酒も進みます。お替りは宮城の「日高見」超辛口純米です。超辛口ですがしっかりとしたコクと旨みがあります。


 こちらは「ひやしそば 椎茸」です。大分産の肉厚どんこがたっぷり使われています。滋味あふれる味わいが最高です






 仕上げは勿論「そば湯」です。


 と思ったら、さらに「そば茶」までいただけました


 ごちそうさまでした。美味しいそば前とそばを堪能できました。

★あさだ
 所在:東京都台東区浅草橋2-29-11
 電話:03-3851-5412
 品代:お通し330円、アサヒプレミアム生ビール熟撰(中)750円、天ぷら 季節野菜盛合せ七品1,100円、鶴齢<1合>1,000円、せいろそば800円、日高見<1合>900円、ひやしそば 椎茸1,150円