映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

猿の惑星:創世記(ジェネシス)

2011年10月11日 | 映画


<ストーリー> 映画.comより抜粋

人気SFシリーズの第1作「猿の惑星」(1968)のプリクエル(前章)。
現代の米サンフランシスコを舞台に、遺伝子操作によって高い知能をもち
人間たちを支配しようと企むサルたちと、それに対抗する人間たちの戦いを描く。




いや~予想外に面白かったです

正直、まあまあ面白いだろうぐらいにしか期待してなかったのですが、
観終わってかなり満足しました。

細かいところの齟齬はともかく、チャールトン・ヘストンの『猿の惑星』に
続くようにうまく脚本が描かれていたと思います。

第一作のチャールトン・ヘストンの『猿の惑星』を観てなくても、
たぶん楽しめますが、観ていた方がもっと楽しめるはず。
もしも第一作を観てない人がいるとも限らないので、
第一作のネタバレにならないように書きます。

ところでいきなりだけど、上の<ストーリー>にあるような、
猿が人間を支配しようと企むっていうのは、ちょっと違う気がします。
シーザー達は、人間から自由になるためだけに行動したようにしかみえません。

途中から、人間よりも猿たちの方に共感したりして、製作者側の思うつぼに
はまったように思えてなりません

そういえば、ジョン・リスゴーかなり久しぶりに見た気がします。
う~ん、すっかりじいちゃんになりましたね。



私たちの周りでも、結構人気があるジェームズ・フランコ
実はあんまり顔が好みではないのですが(←失礼やろ)今回全然気になりませんでしたね。
『127時間』で慣れたのかもしれません(笑)

にしても、フリーダ・ピント(『スラムドッグ・ミリオネア』の女性)美しいですね~



『ハリー・ポッター』シリーズでおなじみの、トム・フェルトン。
すっかり悪役が板についてきました。
これからこの路線で進むんでしょうか。でもぴったりはまっていました。




この映画で特筆すべきなのは、やっぱりシーザーの魅力でしょうか。
人間にメイクアップするのではなく、もはや全身CGの登場人物(猿物?)

アンディ・サーキスの演技をCG化しているそうですが、具体的にどういう風に
CG化しているのかはまったくわかりません。
あの表情豊かな顔もそうなのか、動きだけなのか(といってもかなり猿の動きなんですが)理解できないほど、完成されていますね。


あともうひとつ言いたいのが、隣のおじさんを演じているデヴィッド・ヒューレット

観終わるまで、彼だとは気付きませんでした!

だって『CUBE』に出ている頃の彼は


こんな感じだったし。


まさか、しばらく見ない間に


こうなるとは…




今回、隣人役の彼は、この映画の中で一番災難を受けている人だと思うのですが、
別に悪い人でもないのになんて気の毒な…と涙をぬぐえません

認知症の父親(ジョン・リスゴー)が、隣人(デヴィッド・ヒューレット)の車に勝手に
乗ってぶつけまくったときの、父親に対する言葉。

「パイロットの俺が車で空港に行けないだろう!」

な…なんという説明的なセリフ

でもここ、ラストのラストで意味を持ってくるので、
多少(?)説明的でありながらもそうせざるを得なかったんでしょうね。
と思うことにします(笑)

そうそう、この映画クレジットが流れ始めても席をたたないように!

その後に重要なシーンが流れます。

ほんとつくづく、映画っていうのは劇場にライトが点くまで気をぬけないもんなんですよ。同じ料金払ってるのなら、くれぐれも見逃さないように注意してね



監督:ルパート・ワイアット
製作:リック・ジャッファ、アマンダ・シルバー、ピーター・チャーニン、ディラン・クラーク
脚本:リック・ジャッファ、アマンダ・シルバー
音楽:パトリック・ドイル
原題:Rise of the Planet of the Apes
製作国:2011年アメリカ映画
上映時間:106分



<キャスト>

ジェームズ・フランコ
フリーダ・ピント
ジョン・リスゴー
ブライアン・コックス
トム・フェルトン
アンディ・サーキス
デビッド・オイェロウォ
タイラー・ラビーン
ジェイミー・ハリス
デビッド・ヒューレット
コメント
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