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脚本レビュー「ジュラシックパーク�」

2012年08月29日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
『遠い空の向こうに』でロケット打ち上げに熱中する少年達の姿を描き、青春映画の傑作を演出したジョー・ジョンストン監督の作品です。
テーマ的には既に出尽くした作品ですが、
いろんな恐竜が出てきて人と追い駆けっこをする、
純粋にそのアクションやアイディア、特撮を楽しむ映画と見ればじつにたのしー作品
ではないですか。
わずか90分、「パールハーバー」の半分という最近では珍しいくらい上映時間の短
さも
テンポの良さに貢献しているような。

第2作目で恐竜ハンターを出したり、
街中でTレックスを暴れさせたりと文明批判のようなシーンが出てきて
なんか消化不良を起こしたのに比べれば、パート�はすっきりして
私は気に入りました。

ヴェラキラトプルが本当にあれほど賢いかは疑わしいけど、
ゲームならばあのくらい敵はずるくなくちゃ。
携帯の呼び出し音をBGMに姿を見せるスピノサウルス。
なんちゅうしつこい奴だ、と思ってたんですが、
考えてみれば初めに飛行機で背中をばりっとやったのは人間の方ですからね。
激怒して飛行機をめちゃめちゃにしてしまう。
でも、なかから転がり落ちた人間を彼はどう捕らえたのでせうか?
”ジェット機ザウルス”の「部品」とか?
ちゃんと人間と乗り物という事を理解してたんでしょうか?

プテラノドンといえば、「雛にエサ」。
昔の特撮映画からのワンパターンが楽しい。
でもあそこ全体が「鳥かご」である必然性というのはあったんでしょうか?
まあ、閉じ込められているから人が逃げ切れたのだ、という事だけなのかもしれませ
んが。

唯一の外界との通信手段が、スピノサウルスの胃袋の携帯電話というアイディアは、
月並みですがグッドです。
やっとかかった電話に出たのが、
ヨチヨチ歩きの赤ん坊というのも。わはははっ。
でも、腹の中にあってどうして呼び出し音を聞くことが出来たんでしょうか?
嘘つき、と怒れないこともない。

1作目が姉弟の子役で、2作目が鉄棒少女。3作目が男の子、と。
1作目のお姉ちゃんが可愛かったです。
2作目の子はあんまし好みでない。ラトプル相手に大車輪はないでしょ。
3作目の男の子はかっこいい。
主役を救って再登場というのはありがちなアイディアですが、好きですね。
「あれが最後(の武器)なんだ」
このセリフもアクションものでどんだけの人物が吐いたセリフか。

ジョー・ジョンストン監督が得意とする飛翔シーンは全て特撮なんですよね。
ですからやっぱり主人公自身の目線で飛んでない。
その意味では宮崎監督には負けてる。
しかし、飛び去るものへのオマージュというか、
自分はあくまで見送る立場で、雲海の彼方へ飛び去っていく誰か、何者か、の姿を惜
しむ、
というのは情感がこもって上手いです。
プテラノドンは…
 
以下はネタバレになるので、この続きはhttp://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#dvdにて脚本レビューの頁をご覧下さい。

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