福井晴敏氏のところに最初に角川側から持ち込まれた企画では、
半村良の「戦国自衛隊」の続きを書いて欲しいという企画だったそうです。
そんなの御免だよ、もっと面白い話が出来るよ、というんで福井氏が用意したのが、
「1549」の原案になるプロットです。
まあ、武器の大半を失い散り散りになった伊庭隊残党のその後を追いかけるよりは、
面白い話になっていたとは思いますね、少なくとも。
1979年に公開された角川映画「戦国自衛隊」。
自衛隊が戦国時代にタイムスリップするというアイディアを
生かし『亡国のイージス』『終戦のローレライ』の作家、福井晴敏が
21世紀版“戦国自衛隊” として書き下ろしたストーリーを元に
本作「戦国自衛隊1549」が制作されました。
制作費は15億円といいますから、平成ゴジラシリーズの平均額と同額です。
スーツメーションがミニチュアの街を踏み潰すのに代えて、
本物の自衛隊に総計5,500人のエキストラと500頭の馬を動員、
戦国武者と自衛隊の合戦シーンを見せてくれるところがミソですね。
映画の掲示板では、特撮がちゃちい、人物が描けてない、等散々に書かれていたので、
よほどの駄作と覚悟して見ましたが、
覚悟すると、まあ、それほど酷くなかったよ。笑
特撮がちゃちい、とは思わなかったです。
前作では戦車などは映画用に作られたものですが、今度は本物を使用している。
オープンセットそのものを自衛隊の演習場の中に建設しているから、
“訓練”として撮影に参加できるわけです。
90式戦車・AH-1Sコブラ等をはじめとする25種類以上、
延べ150両/機以上の陸自主要装備が参加しています。
天母城(あんもじょう)は、総工費2.2億円を投じて
100m四方(約10,000平方メートル)の巨大なオープンセットを建設してます。
実際の天守閣炎上などはミニチュアを使用しているようですけど。
城門なぞは本当にぶち破っている。
さすがに戦闘ヘリや戦車の被弾や破壊場面は本物をぶっ潰すわけにも行かないので、
炎や煙をデジタル合成していますが…。
面白いのは、戦車もヘリコプターも本物を使っていながら、
周りを少し何か映像加工するとニセモノに見えてしまうので、
ちゃんと本物が本物に見えるようビジュアルを再組立てするのに苦労したとかいう話です。
「ホール」の周りで渦巻く雲や噴火のシーンは完全なCGなのですが、
自然現象が本物に見えなければいけないので、
マグマの熱気、熱さが伝わるよう画面の質感や重量感には気を使ったようです。
福井晴敏氏のインタビューによると、女性の扱いというか位置付けが旧作とは際立った違うそうです。
神埼という女の人は良く分からんですね。
的場を撃つチャンスがあったのにためらったのは何故でしょう?
倫理観というより、男と女の関係があったのではないかと邪推しましたが、
その後の展開を見ると関係ないみたいだし。
おてんばな濃姫(綾瀬はるか)…
以下はネタバレになるので、この続きはhttp://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/Pic-sengoku1549.htmlにて脚本レビューの頁をご覧下さい。
半村良の「戦国自衛隊」の続きを書いて欲しいという企画だったそうです。
そんなの御免だよ、もっと面白い話が出来るよ、というんで福井氏が用意したのが、
「1549」の原案になるプロットです。
まあ、武器の大半を失い散り散りになった伊庭隊残党のその後を追いかけるよりは、
面白い話になっていたとは思いますね、少なくとも。
1979年に公開された角川映画「戦国自衛隊」。
自衛隊が戦国時代にタイムスリップするというアイディアを
生かし『亡国のイージス』『終戦のローレライ』の作家、福井晴敏が
21世紀版“戦国自衛隊” として書き下ろしたストーリーを元に
本作「戦国自衛隊1549」が制作されました。
制作費は15億円といいますから、平成ゴジラシリーズの平均額と同額です。
スーツメーションがミニチュアの街を踏み潰すのに代えて、
本物の自衛隊に総計5,500人のエキストラと500頭の馬を動員、
戦国武者と自衛隊の合戦シーンを見せてくれるところがミソですね。
映画の掲示板では、特撮がちゃちい、人物が描けてない、等散々に書かれていたので、
よほどの駄作と覚悟して見ましたが、
覚悟すると、まあ、それほど酷くなかったよ。笑
特撮がちゃちい、とは思わなかったです。
前作では戦車などは映画用に作られたものですが、今度は本物を使用している。
オープンセットそのものを自衛隊の演習場の中に建設しているから、
“訓練”として撮影に参加できるわけです。
90式戦車・AH-1Sコブラ等をはじめとする25種類以上、
延べ150両/機以上の陸自主要装備が参加しています。
天母城(あんもじょう)は、総工費2.2億円を投じて
100m四方(約10,000平方メートル)の巨大なオープンセットを建設してます。
実際の天守閣炎上などはミニチュアを使用しているようですけど。
城門なぞは本当にぶち破っている。
さすがに戦闘ヘリや戦車の被弾や破壊場面は本物をぶっ潰すわけにも行かないので、
炎や煙をデジタル合成していますが…。
面白いのは、戦車もヘリコプターも本物を使っていながら、
周りを少し何か映像加工するとニセモノに見えてしまうので、
ちゃんと本物が本物に見えるようビジュアルを再組立てするのに苦労したとかいう話です。
「ホール」の周りで渦巻く雲や噴火のシーンは完全なCGなのですが、
自然現象が本物に見えなければいけないので、
マグマの熱気、熱さが伝わるよう画面の質感や重量感には気を使ったようです。
福井晴敏氏のインタビューによると、女性の扱いというか位置付けが旧作とは際立った違うそうです。
神埼という女の人は良く分からんですね。
的場を撃つチャンスがあったのにためらったのは何故でしょう?
倫理観というより、男と女の関係があったのではないかと邪推しましたが、
その後の展開を見ると関係ないみたいだし。
おてんばな濃姫(綾瀬はるか)…
以下はネタバレになるので、この続きはhttp://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/Pic-sengoku1549.htmlにて脚本レビューの頁をご覧下さい。
尊敬出来る上官だからなのか、恋愛感情があったのか、はたまた、曲がりかけた歴史がそうさせたのか?
戦国時代へ目的を持ってタイムスリップしたのだから、到着後の部隊がやられちゃうのって、緊張感が弱過ぎるなぁと感じました。ましてや、負傷者を保護するような場であったのだから。
1549って付けちゃったんだから、絶対に次回作アリですよね?自衛隊だけじゃなくって、噺家が明治時代で初代名人と競演するとか、派生させた作品にも期待します。
最初の角川の企画って半村さんの話の続きだったんですか。それはちょっとネタ的にも書き手からしても難しいかも。
完成品もツッコミどころは多々ありましたが、期待大でもなかったのでまあ楽しめました。
こちらのブログ裏話が沢山あって楽しいですね。じっくり読ませてもらいます。
勉強になります。これからヨロシクです。
わをんさん、あさみさん、よしえもんさん、コメントありがとうございます。
「戦国自衛隊1549」も海外バージョンの制作が決まったようですね。
リメイクではなくて、日本の歴史を知らずとも楽しめるよう編集しなおしたものだそうです。それはそれで見てみたいものです。
コレに関しては母からリメイクものだと聞いて、前作と見比べてみるのも一つの楽しみ方で面白そうだと思いました。
しかし、タイトルとタイムスリップという発想から考えて、スゴイマニアック的なものを感じていて、あまりストーリー性などは期待は寄せてはおらんのですが、ツッコミ所が豊富そうなのを私的に期待しとります…(☆_☆;)
果たして、自衛隊が戦国時代で何をしでかすのか!!
ビデオで見ます!!
エキストラだったんですか!あれはすごいなぁと思いました。>合戦
福井作品ではローレライは見たんですが、イージスはまだ見てないです。
海外バージョン、どんな編集になるんでしょうねぇ。
それではー
作品の内容にはかなり作りこみが足らない部分がありましたが、映像部分では頑張ったように感じました~