おやじウインドサーフィン生活

中年男性のウインドサーフィン奮闘記録です。

吉田博展を見て 魂が動く

2020-10-25 04:18:21 | 日記
10月初旬 畑に秋野菜の種を撒いていて、2日に1度は基地に水遣りに行っている。土がカチカチになっていて植物が苦しそう。

10/23 久々の雨 植物が喜んでいるのが解る。小生も水遣りを休める。

予てより気になっていた吉田博展に県立美術館に行く。この方は明治8年に久留米市に生まれ昭和25年に亡くなっている。当時黒田清輝等が官費でフランスへ絵画留学したのに対し、アメリカに渡り描いた絵を売って絵画の修業をしておられる。また、後にヨーロッパにも渡り山岳風景の絵を残しておられる。

入館して最初にあるのが渓谷の水彩画があり、その緻密さと色合いに圧倒された。その他の作品や木版画200点全てが惹きつけられ、あっという間に2時間ほど経った。是非見に行かれることをお勧めします。

特に後半の人生で手掛けた木版画は絵画かと思われるくらい彩光を放つ色彩に驚かされた。

版画は彫師や摺師の協力が必要だが、彼の求める色彩を得るためには従来のやり方では得られないので、自ら版木や摺を行い指導し新風を吹き込んでいる。また、70㎝の広さの版画を作っているが、1枚板の版木を彫ること、その広さを刷る時の水分を含んだ紙の伸び縮みを考えて、次の色を刷るが、望む色彩にたどり着くために81回も重ねて刷ったというものもあった。

久々に天神に行ったので、昼のみをして帰った。途中地下鉄で、また昼から寝てしまった小生。

芸術を追及する人の魂を吸収した人とは思えないなんて、思わないで下さいね。




採光




 
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