Sim's blog

電子工作はじめてみました

赤外線リモコンリピータを考えてみました

2009-02-18 01:42:28 | 電子工作
ジャンクの赤外線受信器の続きになります。

赤外線リモコンの受信モジュールをたくさん手に入れたので、何か作りたいと考えていました。赤外線リモコンリピータなんかどうかなと思って考えてみました。考えただけで、実験も何もしていないので間違ってるかもしれません。

赤外線リモコンリピータは、赤外線リモコンの届く範囲を拡大するための中継器です。

赤外線受信器は、信号が入力されたときH、信号がないときLを出力します。この信号がLのときだけ38KHzのパルス信号をLEDに流してやればリモコンリピータになるはずです(38KHzで変調するというみたいです)。

最初に考えたのが次の回路図です。

赤外線受信器の出力を反転してから、38kHzとANDすることでリモコン信号を中継します。38KHzの発振器をどうやって作るのかは考えていません。

論理回路で考えはじめるあたりは、なんかお里が知れる感じです。

次に、論理圧縮を考えてみました。どうせ38KHzと赤外線センサーの位相はどうでもいいので、38KHzを反転しても結果は同じはずです。NOTとANDのところはNOR一つでもいいことになります(ド・モルガンの法則)。

論理圧縮した回路図です。


マルツで1ゲートだけはいったNORを探してみると、3つ見つかりました。
TC7S02F(F)        2~6V動作                      0.95mmピッチ 52円
TC7SG02FU         0.9~3.6V動作 5V入力トレラント 0.65mmピッチ 63円
TC7SH02FU(BRA.JF) 2~5.5V動作   5V入力トレラント 0.65mmピッチ 94円 納期2~7日

74HC02(2入力NOR)でもよさそうですが4つも入ってるのは、なんか無駄な気もします。でも発振器を作るのに使えるなら74HC02でもいいかもしれません。

そもそも発振器って、ロジックICの入力に使えるようなものなんでしょうか?

さらにICを減らせないか考えてみました。なんか反則な気もしますが、PNPのトランジスタを使った、こんな回路でもいいんじゃないかという気がします。7セグLEDとかのダイナミック点灯回路と同じ構造ですね。

ベースにつけてる抵抗は抵抗値をhFEとかから計算しなければいけないと思います。

コードを伸ばして延長するのは、赤外線受信器と赤外線LEDのどっちがいいんでしょう?コードを伸ばすとノイズがのりやすくなりそうです。LED側を延ばすと抵抗が増えるので電力消費が大きくなりそうです。うーむ。

38KHzの発振器は、ずばりそのものの水晶発振子があるみたいです。もしくは455KHzの発振器(発振子?)を12分周するみたいです。12分周は74HC4040とかでしょうか。555とかを使うのもありでしょうが調整が必要になります。

すみません。どなたかアドバイスお願いしますm(_ _)m

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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (せくすぃ部長)
2009-02-18 02:15:54
マイコンは?
http://hamayan.blog.so-net.ne.jp/2007-03-31
フリスクのHCS08QG4辺りなら発振精度を0.2%位まで追い込めるし、サンプル請求で只。
http://www.freescale.com/webapp/sps/site/prod_summary.jsp?code=S08QG&tab=Buy_Parametric_Tab&nodeId=01624684491437&pspll=1&fromSearch=false

コードを伸ばして抵抗値が増えた場合、流れる電流が減るので消費電力は小さくなると思う。
リピータは、 (のりたん)
2009-02-18 09:07:39
このリピータ構想によると、受信中の赤外線信号と同時に赤外線信号を送信することになります。つまり、送受信信号が衝突するので、いわゆる「ハウリング」を起こしてしまうと思います。
送受信信号を衝突させないためには、受信した信号をバッファリングして、受信側信号が途切れてから送信を始めるほうが良いと思います。
どちらにしても、最初の赤外線出力がリピータの赤外線出力と混信してしまうので、変調周波数を変えるのが常套手段かと思います。

コードを伸ばすなら、定電流出力にしてLEDをつなげば、途中の電圧降下を気にする必要がなくなります。
Unknown (せくすぃ部長)
2009-02-18 09:43:45
確かリモコンの場合、スイッチを押している間、一定間隔で連続してコードが出っぱなしだったと思うので、隙をぬってやってしまった場合、先頭検出が上手く行かない可能性もあるかも。
間違っていたらごめんね。

リモコンに被せる様にジャケットを作って、リモコン自体の信号は外に漏れないようにして、秋月の赤外線投光器キットで100m位飛ぶリモコンを希望。

あれ?、エレキジャックのインドアプレーン辺りで同じ様なの見た気がするなぁ。
Unknown (nekosan)
2009-02-18 19:20:45
ハウリングの件はのりたんさんが既にご指摘されているので、発振回路について。

以前、手持ちの(周波数が判らなくなっちゃった)クリスタルの周波数を調べたいと思って外部発振回路について調べたことところ、NOT2回路+クリスタルで発振ができるとのことでした。

38Khzのクリスタルがすでにお手元にあるとしたら、まずはそれを発振させるということで考えてみます。

比較的安定して発振する回路としてはアンバッファータイプのインバータIC(74HC04)を2回路使った発振回路がよさげのようです。(マイコン内部の発振用回路と似たものを外付けIC化するイメージ)

が、そうするとICが1個増えちゃっていやなので、減らすことを考えてみます。

http://7ujm.net/micro/osci/osci.html
このサイトを見ると74HC04(バッファーあり)でも発振しているということなので、コレを応用してNOR回路に74HC02を用いつつ、残ったうち2回路の入力を短絡させてNOTとすれば、発振回路用に使えるかも知れません。(安定するか微妙ですが)

もしくは、PICの12Fxxxシリーズを38Khzの発振回路専用に使ってしまうとか。(ちょっと勿体無い?)
Unknown (nekosan)
2009-02-18 19:22:19
(間違えの訂正)

>アンバッファータイプのインバータIC(74HC04)を2回路使った発振回路

→アンバッファータイプは74HCU04でした。すみません。
re:Unknown (Sim)
2009-02-19 02:12:16
こんにちは、せくすぃ部長さん
発振器のことまで考えると、マイコンの方がよさそうな気もしてきました。特に省電力を考えると発振そのものを止めれるマイコンの方が有利な感じですね。
マイコンといえば、豆粒のでもいけそうですね。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-01980/
re:リピータは (Sim)
2009-02-19 02:18:09
こんにちは、のりたんさん
受信波と送信波の干渉ですか。全然気づいていませんでした。赤外線なので遮光でなんとかできないかなと思います。
いっそのこと、有線はやめて無線にしちゃうのもありかもしれませんね。
re:Unknown (Sim)
2009-02-19 02:44:20
こんにちは、nekosanさん
発振器も悩ましいです。マルツで見てみるとTC7SU04F(F)とTC7SU04FU(F)という1ゲート入りのアンバッファNOTがありました。74HC02で発振できればICが減ってラッキーですね。

昔々、 (のりたん)
2009-02-19 08:34:59
昔々、聞いたところによると、音叉型水晶にあまり大きな電力を入れると割れちゃうのだそうです。そのため、水晶に適度な電力を与えるためのくふうが、HCU04だと記憶しています。で、HC04しか使えないときにはどうするかというと、インバータの出力にダンピング抵抗を付けて減衰させるとか。確か、数100kΩの抵抗を使っていたと思います。

どこかの水晶屋さんの資料にそういった記述を見た覚えがあります。

http://www.kds.info/
株式会社大真空
http://www.kyocera.co.jp/index.html
京セラ
http://www.epsontoyocom.co.jp/
エプソントヨコム
http://www.sii.co.jp/
セイコーインスツル株式会社

さて、どこで見たんだったかな?

私自身、水晶を割ったという自覚はありません。ただ、水晶の発振周波数が32768kHzにならなかったという経験があるので、もしかしたら水晶が欠けちゃった結果なのかも。
意外と555でもいける (もあ)
2009-02-19 22:53:53
わたしも、ジャンクで手に入れた赤外線センサがあるので興味がわいて調べてみました。
ググるとけっこう555一発で済ませている例があるのですが、うまく動かないのかしら。
http://ftvjapan.ddo.jp/2006/07/post_20.html
とか
http://www.rivo.mediatti.net/~houen/el_etc/infraredrays/infraredrays.html

また、どちらかというと、送信部は機器に密着させて、有線で受光部を複数へやのあちこちに設置する使い方も多いですね。

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