烏合の衆と猪突猛進

「烏合の衆」という言葉がある。
《「後漢書」耿伝から》規律も統一もなく寄り集まった群衆。
という意味である。
でも、前テレビで見ていたが、烏はとても利口で、ごみ集積場でグループを組み、近づいてくる人間を見張りながら餌を漁るらしい。
つまり、きちんと集団で連携して行動するというのだ。ということは規律も統一もないというのは嘘で、全く逆の意味となる(^_^;)
「猪突猛進」という言葉もあるが、
「周囲の人のことや状況を考えずに、一つのことに向かって猛烈な勢いで突き進むこと。
という意味である。
しかし、猪の農作物被害に悩む地域で猪の生態研究をしている人の番組を見ると、猪も闇雲に畑に突進してくるのではなく、周囲に柵が張り巡らされているので、一旦、引いて勢いをつけて飛び越したり、柵の下から潜り込んだりして侵入するらしい。
突進するだけではなく、周囲のことや状況をきちんと観察しているのである。
となるとこれも全く違う意味となる(-_-;)
それから、烏の目は黄色の識別がつきにくいらしく、黄色の半透明のゴミ袋を置いておけば、人間には半透明でも烏には黄色に見えるので中が透けて見えず、早朝ゴミ袋をごみ置き場に出しても漁りにこないらしい。実験でもやっていたが、白の半透明の方は漁っても黄色の半透明のゴミ袋は見事に漁らなかった。実際に、この袋を導入している自治体もあるとのこと。でも、この烏の性質を見つけ出した人の方が凄いと思う(;^_^A