浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

グ、グ、グ、グ、

2007-03-15 21:50:15 | 
「女性は怖い」なんて単純な話ではなくって人間ってのは時に怖いもの。

KeiponさんのBlogで「おもしろかったけど伝えたくない」と書いてあった。そんなこと言われたら気になるじゃあないですか。札幌から羽田に戻るときに書店で速攻ゲット。羽田について下巻を更にゲット。


(Keiponさんの真似して並べてみました)

すっごくきれいな妹を持った姉の独白から始まる。どうやら著者は「この世にある『差別』を書ききってみたかった」と言っているらしい。看板に偽りなし。「キャー怖い」と思いながら読んでました。しかしまぁこれが面白い(楽しい、ということではない)んですよ。

あのですね「最近、元気がないんだよな」という時には読まないほうがいいかも。なんか持ってかれそうになっちゃうかもしれない。「パワーあまってます!怖いもの見たいです」という人にオススメ。

メインの登場人物は姉、妹、姉の同級生、姉の同級生で秀才、の4人。それに何人かの男が狂言回し的に絡み合ってくる。それぞれは誰かを羨み、同時に別の誰かを見下している。そして全員、異性と言うものを眩しく思うと同時に汚らわしく思ってる。必要としてると同時に嫌悪してる。嫌悪してるから必要としてるのか…。色々な相反する矛盾した思いが「腐敗」して最後、目も当てられなくなる。本当に目も当てられない。

そしてそれぞれの登場人物の主観で書かれているので誰が正しいのか、何が正しいのかわからなくなる。

こんな話をきっちり書ききる著者はすごいね。

Keiponさんは「登場人物が壊れるモトは女性として心当たりがある」と言う。正直、僕にはそれは心あたりがない。それは僕が男性だから?違うのかも。

元気なときに読みましょう。

ちゃんとしてるよなぁ

2007-03-15 21:37:32 | 食べ物
もともと料理好き。食べるのが好きな人は料理もだいたい好きだと思う。最近、自炊ブームが到来している。

きっかけは二つ。

・ご飯を炊けるようになった。

引っ越してきたときから炊飯ジャーはある。でも計量カップがない。非常に米にうるさい人間なので水加減とか失敗するのがイヤ。水加減失敗したご飯は好きじゃないので捨てちゃうし。でもこないだ女の子と話してて「目分量でいけます!」と自信満々に言われたし、実家から送ってきた米もあるし、炊いてみるか、と炊いてみたらこれがなんとバッチグーな炊き上がり。それに味をしめて炊くようになった。

・冷凍、っていう技術がすごい、ということに気づいた。

もともと家の母親が「冷凍食品は体によくない」という主義の人だったんで子供の頃から冷凍食品をあまり食べたことない。ミートボールとか冷凍ピラフとかね。そこから派生してどうも「一度冷凍したものはおいしくない」という概念が染み付いてしまった。なのでウチの冷凍庫は常にガラガラ。氷とウォッカくらいしか入ってない。
だけどこないだご飯を炊いて目分量なんで炊きすぎたんで、ま、冷凍しとくか、と冷凍してみた。それでわかったね。冷凍ご飯便利! そうかそうか、と冷凍技術というものを見直した。野菜もネットで冷凍の仕方調べたりして。

ということで冷蔵庫に食材が結構ある状態になってて、当然料理する。

いいよね、買い物に行かず冷蔵庫にあるものだけで料理してご飯食べるって。減価償却という感じでお得な感じがする。一人暮らしの自炊って計画的にやらないと逆にお金がかかったりするんで最近、パソコンで家計簿をつけてみたりしてる。そうするとね、食費がすごく節約できてることがわかる。うれしいな。

昨日はご飯を解凍しチャーハン。その前はパンが余ってたんでフレンチトースト。

いやーなんかちゃんとしている感じがするなぁ。

で、今日はカレーを解凍しカレーうどん。

カレーの偉いところはアレンジが効くということだね。

自炊しよう、と思うとすぐカレー作ってしまう。しょうちゃんカレーと言えば一部地域で有名でしたよ、大学の頃ね。大学祭でも出したしね。あと「しょうちゃん漬け」という適当漬物もあるんだけど、あれも旨かった。大学の頃のカレーの思い出と言えばよくカレーを作ってそれをネタに女の子を家に誘ってた。K西もK村もそうだしK下もそうだし。って今書いていて思ったけど昔なんかあった女の子ってKで始まる人が多い。奇遇。

それぞれ今は旦那さんにカレーを作ってあげてるんだろうね。元気かしらん。ぜんぜんイヤラシイ意味じゃなくて久々に会いたいねー。