Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

ハービー・ハンコック VS ランラン

2009-08-01 01:26:23 | music/festival
7月28日(火曜日)

今年2回目のラビニア・フェスティバルに行ってきた。
今日の演奏は、シカゴ・シンフォニー・オーケストラに、Jazzピアニスト、ハービー・ハンコック(Hervey Hancock)と、中国出身のクラシカルピアニスト、ランラン(Lang Lang)という異色の組み合わせ。



シカゴ・シンフォニーを屋外で聞くというのもおしゃれだが、そこに畑のちがうふたりのピアニストがどうからんでいくかも楽しみだった。



今日は平日なので遅めの出発。
午後7時すぎに会場入りし、さっそくDinnerタイム。



 ※今日のお献立
 ・自家製ローストポーク(←やたら追求している)&特製蜂蜜しょうゆソース
 ・かぼちゃの甘煮
 ・茹でじゃがいもフライ
 ・レンコンと菜っ葉のきんぴら
 ・梅干おにぎり
 ・蒸しキャベツの焼きそばソースあえ
 ・メロン
 ・赤ワイン1本、お水



 「ワイン、行きまぁ~す!」


陽が沈んだらキャンドルを。


★★

シンフォニーの演奏が始まると、今までの喧騒がうそのように会場が一瞬で静寂に包まれる。
私たちはステージが見えないうしろの芝生席だったのだけれど、今まで食って飲んでしゃべっていた観客がいっせいに静まり返ったのだ。
「なんてwell-behaved(お行儀のいい)人たち」と、Pちゃんも私もびっくり。
「お静かに願います」と書かれたボードを持ったおっちゃんが会場を歩き回っていたのをあとから知ったのだが、クラシックコンサートのときはこういうルールなのね。ほほう。

ハービーとランランは、ひとつのピアノの前に座ってラベルの「マザー・グース」を連弾したり、中国の古い楽曲を一緒に即興演奏したり。
ハービーのソロ演奏では、「カンタロープ」や「メイデン・ボヤージュ」(あと1曲なんだったか忘れた・・)をミックスして、クラシック風にアレンジするという珍しい場面もあった。
なんだか一生懸命“クラッシクらしく”しているさまがちょっと可笑しかったけれど。

いかにもラビニアらしいのは、静かなピアノ演奏のバックに蝉のミンミン鳴く声が鳴り響いていたり、近くを走る電車の汽笛が聞こえたり、車のクラクションが聞こえたりしていたこと。
こればかりは「お静かに」とはいかないもの。

そしてラストはガーシュインの“Rhapsody in Blue(ラプソディ・イン・ブルー)”を2台のピアノで。
まるで会話を交わすように互いに自在なImprovisation(即興)を弾きあうふたりに観客は大歓声。
なかなか見られるもんじゃない。


(おまけ)翌日の新聞。



どうしても「ランラン」がパンダを連想させるので落書きしてしまいました。
ほんと、スミマセン・・。
それよりも、左の「Happy Birthday 90歳!」で、ウォッカをがぶ飲みしているおばあちゃんのほうが強烈なんですけど。
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