正福寺(住職改め)長老のひとこと

正福寺住職が毎月テーマを決めて「ひとこと」申し上げます。
ホームページの更新情報も不定期に載せていきます。

12月のひとこと(平成27年・仏誕2581年・皇紀2675年)

2015年12月03日 | Weblog
東京も朝晩寒さが厳しく、いよいよ今年も大晦日(おおみそか)を迎える月となりました。

先月もお話申し上げましたが、11月22日(日)には、ご本尊さま、他の仏さまを、仮本堂から新本堂へお移し申し上げ、無事入仏式をおつとめしました。

いよいよ新本堂でのご法事が始まります。

11月から始めた引っ越しは12月に入っても、まだまだ終わりそうにありません。
住職、老骨に鞭を打って、頑張っています。年内には何とか目途をつけたいものです。

さて、12月8日は、釈尊がお悟りを開かれた日、成仏-仏に成られた日です。

この日、全世界の仏教徒は、釈尊の生涯と教えをしのび、集います。これを成道会(じょうどうえ)といいます。

仏教の教えの基本は、“ほとけになる”-成仏にあります。

そのために一番大切なことは何か。


仏教では、自分の心の中に潜む悪魔を退治することだよと教えてくれています。

どうぞ、、ご自分の心の中をみつめてください。

誰の心の中にも、悪魔は棲んでいるのです、と仏教では説きます。

悪魔の正体は何か……。

皆で考えていただきたいのです。

釈尊がお悟りを開かれたことを、降魔成道(ごうまじょうどう)といいます。釈尊は、自分の心の中の悪魔を、自分の力でしっかり降したのですね。




死は花摘みに熱中せる人をさらい行く。眠れる村を、洪水の押しながすがごとく

(法句経四十七番 渡辺照宏訳)


よき年末、年始をお過ごしくださいますように。


合掌
コメント
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