4月8日は、釈尊のお誕生を祝う“花まつり”
今年は、お誕生より、2573年を迎えます。
最近、私の大好きな歌に、“千の風になって”という歌があります。
私のお墓の前で泣かないでください
そこに私はいません
眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
春の花々も、千の風にのって、今年もきっと素晴らしい舞いを見せてくれることでしょう。
テノールの歌声に魅了されます。
さて、“千”という数にちなんで、釈尊の教えを紐解いてみました。
「戦場にありて、千度千人に打ち勝つ者よりも、己一人(おのれひとり)に打ち勝つ者こそ、最上の勝利者なれ」(法句経103番)
仏教の出発点、それは、己れの心と身体(からだ)を、ととのえる ことにあります。
己れの心の頼りなさ、弱さ、この事を一番よく知っているのは、自分自身です。
己れの心をととのえる、己れの心に打ち勝つことの大切さを、戦場で、千度千人に打ち勝つことよりも、大切なことなのだよ、と説かれています。
“心”って、つくづく不思議なものだと思います。
自分はなぜ、今、こんな事を考えているのだろう、と苦笑している自分に気付いたことはありませんか。
歪んだゴムボールは、弾むと、どこへ飛んでいくか、全くわかりません。
私たちの心は、この歪んだゴムボールみたいなものではないでしょうか。
このことを忘れてはいけないよ、と釈尊は説かれているのです。
春風や
身をくねらせて
華の舞い
住職
合掌
今年は、お誕生より、2573年を迎えます。
最近、私の大好きな歌に、“千の風になって”という歌があります。
私のお墓の前で泣かないでください
そこに私はいません
眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
春の花々も、千の風にのって、今年もきっと素晴らしい舞いを見せてくれることでしょう。
テノールの歌声に魅了されます。
さて、“千”という数にちなんで、釈尊の教えを紐解いてみました。
「戦場にありて、千度千人に打ち勝つ者よりも、己一人(おのれひとり)に打ち勝つ者こそ、最上の勝利者なれ」(法句経103番)
仏教の出発点、それは、己れの心と身体(からだ)を、ととのえる ことにあります。
己れの心の頼りなさ、弱さ、この事を一番よく知っているのは、自分自身です。
己れの心をととのえる、己れの心に打ち勝つことの大切さを、戦場で、千度千人に打ち勝つことよりも、大切なことなのだよ、と説かれています。
“心”って、つくづく不思議なものだと思います。
自分はなぜ、今、こんな事を考えているのだろう、と苦笑している自分に気付いたことはありませんか。
歪んだゴムボールは、弾むと、どこへ飛んでいくか、全くわかりません。
私たちの心は、この歪んだゴムボールみたいなものではないでしょうか。
このことを忘れてはいけないよ、と釈尊は説かれているのです。
春風や
身をくねらせて
華の舞い
住職
合掌