正福寺(住職改め)長老のひとこと

正福寺住職が毎月テーマを決めて「ひとこと」申し上げます。
ホームページの更新情報も不定期に載せていきます。

3月のひとこと(平成20年)

2008年03月02日 | Weblog
今年は、うるう年(閏年)

2月が29日まであり、普通の年より、1年が1日多く、366日あります。

1日多いと、何となく得をしたような気がしますか?

それとも、損なのでしょうか?

現役バリバリの人たちは、働ける日が1日多く、有り難いとお考えになりますか?

それとも、いつもより1日多く働かなければならないので、不条理なこととお考えになりますか。

人によって、受けとめ方は、様々なのですね。

太陽暦では、1日24時間と定めていまが、少しずつ誤差があるのだそうです。

それを4年に一度、うるう年を設けて調整をする。

更には、百年に一度、閏年をなくして、再調整をするのだ、というのです。

今度いつ、百年に一度の調整の日がくるのかは、調べてありません。

申し訳ありません。



閑話休題



それにしても、私たちは、何と多くの時間を、なんとなく、何となく、過ごしていることでしょうか。

1年が、365日だろうと、366日だろうと、何も変わることはないのですね。


  眠られざる者には、夜は長く
  疲れし者には、一里の道は遠く
  正しき真理をさとらざる愚者には
  生死(しょうじ)は久し
 
             (法句経 60番)



釈尊は説かれます。


人生は何と回り道の多く、長いことか。
はやく、早く、その事に気付かねば、と



  父母の墓
  父母に貰いし 
  手で洗い

     (“法灯” 彼岸号より)


合掌


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