《試練》――現在史研究のために

日本の新左翼運動をどう総括するのか、今後の方向をどう定めるのか

革共同政治局が動労千葉に敵対、加えて二つの女性差別問題を隠蔽、党本部で追及・批判が噴出、ついに政治局炎上

2019-07-19 10:42:25 | 日本の新左翼運動と共産主義運動をめぐって
書記長・天田三紀夫氏や政治局員・木崎冴子氏、同・坂木(高原洋一)氏ら「三人組」が牛耳る革共同中央派。その中央派が今、‘政治局炎上’というべき瓦解状況に陥っています。天田氏が書記長辞任を表明、木崎氏、坂木氏、鎌田雅志氏が自己批判中、昨年には辻川慎一氏が脱党・逃亡といった事態となっています。議長・清水丈夫氏は自らに火の粉が降りかかるのをただただ避けようとしているだけのようです。そうした事実関係の情報はすでに革共同外にも伝わり、次第に広まっています。 . . . 本文を読む

明仁・美智子「慰霊の旅」は、侵略と加害を隠蔽し戦死者・犠牲者を蹂躙するペテン劇(上)

2019-07-15 08:43:05 | 天皇制・右翼
(上)「慰霊の旅」のどこが問題か /●政治行動を強める新天皇徳仁 /新天皇徳仁体制が動き出しています。徳仁は、即位した際に、「上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いを致し,また,歴代の天皇のなさりようを心にとどめ,自己の研鑽さんに励む…」と裕仁、明仁の戦争犯罪を始めとするすべての所業を全面的に肯定し、それを継承していくと表明しました(2019年5月1日)。 /さらに、米大統領トランプとの会談では、日米安保同盟維持・強化に一歩踏み込んだ発言をしました。いわく。「8年前の東日本大震災の折に、2万人を超える貴国軍人が参加した「トモダチ作戦」を始め,貴国政府と貴国国民から,格別の温かい支援を頂いた…」。さらに、「今日の日米関係が,多くの人々の犠牲と献身的な努力の上に築かれていることを常に胸に刻みつつ,両国の国民が,これからも協力の幅を一層広げながら,揺るぎない絆きずなを更に深め…」。周知のように、トモダチ作戦とは、3・11東日本大震災・福島原発事故の救援を名目にした米軍の軍事作戦行動でした。アメリカ海軍・海兵隊・空軍が統合軍を編成し、横田基地に司令部を置き、2万4000人の将兵、190機の航空機、24隻の艦艇が参加しました。とりわけ、沖縄の普天間基地と嘉手納基地を出動拠点とし、在沖米軍基地と海兵隊の軍事的プレゼンスを誇示したのでした。大震災・原発事故を政治利用した米軍作戦であり、かつ日米軍事協力体制の実行だったのです。それを徳仁は手放しで賛美したのです。 /また、戦後の日米関係が沖縄戦とそこでの県民の筆舌に尽くしがたい残酷な犠牲を踏み台にしていること、裕仁が沖縄を文字通りアメリカに売り渡したことによって成り立ってきたことを、徳仁は百も承知で、それを肯定し、沖縄基地強化を軸とする日米安保体制の強化を表明したのです。 . . . 本文を読む