《試練》――現在史研究のために

日本の新左翼運動をどう総括するのか、今後の方向をどう定めるのか

革共同の現状について心から思うこと

2019-08-01 07:30:06 | 日本の新左翼運動と共産主義運動をめぐって
革共同の現状について心から思うこと /長島由紀夫 /私は現在、党から離れてずいぶん長い時間の経過した一勤労老人にすぎません。しかし昨今伝え聞くところとなった革共同の現状、とくにこのサイト『試練――現代現在史研究のために――日本の新左翼運動をどう総括するのか』に投稿されている元政治局員・水谷保孝氏の記事で明らかにされた党中央指導部の腐敗と堕落ぶりは、それらがもし事実とするなら、とうてい看過することが出来ないものだと感じました。私自身は不本意な形で党を離れましたが、きわめて長い年月を党員としての活動に費やし、革命的共産主義運動に人生の大半をかけてきた者の一人として、何らかの形で社会的に意見を表明する責任があると痛感するに至りました。「社会的に」という意味は、この問題がもはや一党派の単なる党内問題の次元を超えているようにしか見えないということです。 /ちなみに上記記事の執筆者である水谷氏が党を離れた経緯や立場、その後の政治主張について私も存じています。大変失礼ながら私自身はこれらに共感しているわけではありません。その前提の上でではありますが、サイト運営者からこの意見表明の場をお借りできたことに深く感謝する次第です。 /結論から言います。革共同は可能な限り早い時期に党大会を招集し、60年にもおよぶ革命的共産主義運動(以下「革共運動」)の完全な破産を認め、解党を決断すること。これが世の全ての人びとに対する革共同、とりわけ指導部のただ一つの責任ある態度だと思います。 . . . 本文を読む