《試練》――現在史研究のために

日本の新左翼運動をどう総括するのか、今後の方向をどう定めるのか

在日ミャンマー人ら2000人が国連大学~渋谷一周デモ

2021-09-13 19:42:03 | アジアの政治経済―世界の動きⅤ
在日ミャンマー人ら2000人が国連大学~渋谷一周デモ



  9月12日(日)、在日ミャンマー人らが東京都渋谷区にある国連大学前広場に集まり、集会後、渋谷一周デモをしました。
 9月国連総会(14日から開催、21日から1週間にわたり各国首脳の一般演説)にむけて、「NUGを承認、軍政を否認」を訴える行動です。
 若者がほとんど、女性が非常に多かったです。皆さん、上衣は白、腕章は赤で統一、12時半から続々と集まり、国連大学前広場が一杯となりました。集会が始まると、デモの隊列を作る形に並び、かなり密集した感じで、ずらっと後ろまで長く整列しました。整然たる姿でした。ビルマ民族が多数ですが、各民族もかなり参加していたそうです。東京だけでなく、関東圏から集まったとのことです。
 これほど集まるとはおもっていなかったので、その迫力にびっくりしました。私が見るに、およそ2000人はいたと思います。
 この日の訴えは、添付した「グローバルスローガン」に示されています。
 クーデター軍による無差別虐殺が続いている緊張した状況のなかで、参加した皆さんはどなたも非常に決意した面持ちでした。緊迫した集会でした。
 集まった2000人にのぼる数の多さ、軍とのたたかいの必死さ、若者たちが自力で立ち上がっている姿は、胸をうちます。
 
 日本政府はNUGをミャンマーの正統な政府と認めよ、2・1軍部クーデター支持/擁護をただちにやめよ、軍の資金源=ODAを凍結せよ、日本ミャンマー協会(麻生太郎最高顧問、渡邉秀央会長)は解散せよ‼
 在日ミャンマー人たちの決起は、自国の軍部にたいする抵抗と自衛、そして最後的打倒のための武装・非武装のたたかいであるのですが、それは同時に日本の私たちが安倍・菅政権・後継政権の打倒に総決起すべきとの叱咤激励でもあります。

 ※写真は私も撮りましたが、もっといい写真がありますので、無断転載しました(撮影:金浦密鷹さん)。

【追記】
 9月12日のこの日には、東京のほか、沖縄の那覇市・県民広場に在沖縄ミャンマー人会主催で50人が参加、神戸市の東遊園地(市役所隣)に神戸ミャンマーコミュニティの100人以上が参加、札幌市に約150人が参加し、それぞれ市内をデモしたとのことです。「NUGを承認、軍政を否認」という統一プラカードを掲げて、クーデター軍の虐殺、弾圧に抗議し、日本人の協力を呼びかけました。ミャンマーの地でクーデター軍の残虐な犯罪行為に直面する親、きょうだい、友人、労働者農民、ロヒンギャの人々の苦難に思いをはせ、真剣にスローガンを叫び、デモ行進する彼ら/彼女らのたたかいに可能なかぎりの支援を寄せよう。









……………………………………………………………………………………………
NHKが翌日の朝のニュースで報道

  NHKが翌朝、「在日ミャンマー人〝民主派勢力 正式政府に〟」というタイトルでデモの映像を流しました。
 「在日ミャンマー人など約2,000人参加」「民主派勢力でつくる「国民統一政府」正式な政府として認めるよう訴え」「2月のクーデター以降、軍による弾圧で1,000人超の市民が犠牲に」「デモ参加者:「国民統一政府」を世界の国の人々から認めてほしい」「デモ参加者:この社会を変えるためには私たちの手で取り戻すしかない」などのキャプションをつけています。


    
      
……………………………………………………………………………………………

最新の画像もっと見る

コメントを投稿