湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

彦根の歌姫🎵堀絵依子さん

2017年06月04日 | 詩歌・歳時記
あれはいつだったか?毎週のように電車で京都へいき、バスで祇園の場外馬券場で馬券を買ったあとは、京をへ巡り歩いたものだ。
その日は武蔵の決闘で名高い一乗寺下り松から、詩仙堂を訪ねたあと東山の麓を南下して、偶然に金福寺という寺の境内に入って驚いた❗

  かのひとの
  七十才のその胸に
  なにや宿らむ湖北山里

なんと、彦根ゆかりの村山たか女のお墓に巡りあったのである。
たか女とは、幕末の時代、時の大老・直弼とその漠逆の友として、京の勤王方の動静を探り活躍した、長野主膳とのはざまで、恋に揺れ愛に殉じたいい女なんである。

船橋聖一の「花の生涯」を読むたびに、この三人の微妙な濃密な関係に切なくも感動したものである。

そのたかさんをテーマにした、「たか女」でレコード・デビューされた
彦根の歌姫🎵堀絵依子さんからパンフが届いた。

  伊吹嶺に語りし若き夢のこと
  ついには行けぬ
  高き頂き


歌への夢と情熱を胸にいだき、頑張っておられる。僕もこれぞ!という詩が書けたなら、彼女に捧げたいと思う。
彦根は今年、お城築城400年の記念イベントで盛り上がっている。
皆さま方、どうぞ彦根へいらっしゃいませ。