ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

作家、宮下奈都さん自作を語るatよみうり読書サロン(スケッチ&コメント)

2017-06-17 23:51:03 | スケッチ


細川正義氏大いに語る

江嵜企画代表・Ken



作家と読者が交流する第41回よみうり読書サロンが6月14日(水)、芦屋ルナホールで午後2時から開かれた。5月20日付けの読売新聞朝刊に掲載された書下ろし掌編小説「左オーライ」を書いた作家、宮下奈都さん(50)がこの日のゲストである。会場の様子をいつものようにスケッチした。

聞き手,同紙、文化部、中井道子さんが「芦屋は初めてですか」と聞いた。「学生時代、芦屋の友達に呼ばれて初めて来ました。きれいな街並みの素敵な街だな。また来たいとその時思った。それから30年経ちました。今回2度目です。やはり昔のままのきれいな素敵な街でした。」と宮下奈都さんは笑顔で話し始めた。

「1967年、福井県生まれ。上智大学文学部哲学科卒業、2004年「静かな雨」で文学界新人賞佳作に入選。16年「羊と鋼の森」で本屋大賞受賞で一躍話題を集められた」と司会者がかいつまんで紹介した。

400字詰め原稿用紙9枚の掌編小説のタイトルは「左オーライ」。10年前に起こした交通事故に巻き込まれ、心の傷をもち続けた主人公の女性が、夫と向き合い、トラウマを克服する物語である。家族に見守られながら、過去を新たな目で見事にとらえ直した。

掌編小説「左オーライ」の物語の始まりはこうだ。「香ちゃんという友だちを補助席に乗せた車は、T字路に差し掛かった。前方を次々通過する車をやり過ごしていた。ちょうどその時、車が途切れた。香ちゃんは「左オーライ」と言った。私はアクセルを踏んだ。左からトラックが来ていた。香ちゃんは左腕と左足を骨折、入院することになった。大の仲良しだった香ちゃんとは事故を境に断絶した。


10年経ったある日舞台は一転する。ミニカーで遊んでいた3歳の息子がバスと乗用車をコツンとぶつけたときだ。「やめて」「車、ぶつけないで」息子は黙ってうなづいた。10年前の事故の出来事が突如頭に出て来た。「ベランダで洗濯物を干していた夫が「どうかしたの」「どうもしない」「そうか」とのやり取りのあと「むかし運転してた車が事故を起こして」。気が付いたら夫に話し始めていた。「それからずっと車がこわいの。だからミニカーをぶつけないで、って言っちゃった」と話した。


「オーライじゃないのに、どうして彼女はオーライと言ったのか。なのに彼女は謝らない。それがトラウマになった。夫は「事故のショックが大きくて、たぶん彼女は左オーライを覚えていないんだよ。もし覚えていたら彼女きっと謝っていたと思うよ。」と話した。夫がまじめな顔でそう言ったとき、ふわっと靄が晴れていくのを感じた」と小説は進む。

夫は「僕が失業したとき、君は、いつもと変わらないでいてくれたよね。ぼくは、ぜんぜん大丈夫でなかった。でも君が働いていて、子供も元気、僕も元気。君は普段はオーライとはいわない。その君が笑っていてくれるから、僕もオーライって信じられた。私たちはきっと大丈夫なんだ」で掌編小説「左オーライ」は終わる。

宮下さんは「女子総合職一期生の時に就職した。会社では出来ると思っていたことがほとんど出来ないことが分かった。」と話した。「作家になられるきっかけは」と司会者が聞いた。宮下さんは「3人目の赤ちゃんがおなかに宿りました。その時作家になれると感じたのです。」と話した。その時書いた「羊と鋼の森」で本屋大賞を受賞した。宮下さんは「毎日小説を書いていて、楽しくて、楽しくて、たまらなく楽しい。好きなものを書かせてもらっている自分は本当に幸せです。今日のようなお客様に恵まれて幸せです。」と言って話を終えられた。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コール元ドイツ首相(87)死去、ドイツ全土、EU本部前に半旗とドイツZDF,英高層住宅火災で死者30人不明70人と英BBC(学校で教えてくれない経済学)

2017-06-17 11:39:17 | 経済学
5月の米住宅指数と米消費者信頼感指数が共に予想以下だったことからドルが売られ、16日のNY為替市場で1ドル=110.84円、1ユーロ=114.12円で取引された。NY株式市場ではアマゾンが高級食材スーパー、ホールズブラザーズを137億ドル(約1兆5,000億円)で買収発表後小売り株売りが出たが、NYダウは24ドル高、21,384ドルで取引を終えた。NY原油(WTI)はバレル44.74ドル、NY金はオンス1,254.00ドルと小幅に上げた。

17日朝放送のNHK/BSでドイツZDFは「コール元独首相が16日、87歳で死去した。1982年西独首相に当選、16年間、歴代首相として最も長く務めた。メルケル首相は「コール氏はドイツ統一、ヨーロッパ統一に貢献した。常に監視の目にさらされていた国を自由の国に変えた。」と話した。9月のドイツ連邦選挙でメルケル氏が首相に再選されればコール氏に並ぶ。」と伝えた。フランスF2は「コール元独首相が死去した。シュミット氏のあとを引きつぎ1982年首相になった。メルケル現首相を当初から高く評価した。ドイツ全土、EU本部前に半旗が掲げられた。」と伝えた。ロシアテレビは「コール元独首相は東西ドイツ統一に貢献した。対ロ制裁措置に批判的だった。」と伝え、ゴルバチョフ元ロシア大統領が「コール氏は約束を守る人だった」と話す様子をテレビ画面に映していた。

17日朝放送の英BBCは「127所帯が住んでいた24階建てのロンドン公営高層住宅火災で30人死亡が確認されたがなお70人以上が行方不明である。火は16号室から出た。20分後に通報があった。冷蔵庫から飛び出した炎が外の壁面に燃え移ったあと風にあおられ瞬く間に燃え広がった。なぜ、何が起こったのか調査中である。怒りの住民はケンジントン建設事務所に向けてデモ行進した。メイ英首相は500万ポンド(約7億円)被災者に支給すると話した。デモのリーダーは「2017年の時代になぜ今回のような大惨事が起こったのか。当局は長年、住民の声に耳を傾けてこなかった。」と叫んだ。エリザベス女王、ウイリアム王子が現場を慰問した。メイ首相は2日目に初めて現場を訪れた。苦しみは家族を失った当事者でないとわからないだろう。メイ首相退陣の声が高まっている。」と伝えた。

17日朝放送のスペインTVEは「トランプ米大統領は前政権が2014年、無益な取り決めをしたが見直す。大使館は残す」と発表した。」と伝えた。ロシアテレビは「シヨイグレ露国防相は5月28日のロシア空軍の爆撃で過激派組織ISリーダー、アブダディ氏が死亡した可能性がある」とプーチン大統領に報告した。ラブロフ外相は現在確認中であると語った。IS司令部が拠点ラッカからベルゾールヘ移動した。一般市民1万8,000人が人質となっている」と伝えた。アルジャジーラは「ティラーソン米国務長官、マチス国防長官はカタール外相と会談した。カタール外相はエルドアントルコ大統領と会談、対話での解決を確認した」と伝えた。韓国KBSは「韓国法務部長官候補、アン・ギョファン氏が指名を辞退した。閣僚候補人選で初の辞退である。文政権に痛手となる。」と伝えた。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする