晴れ、ときどき映画三昧

『ヴェラクルス』 75点

ヴェラクルス

1955年/アメリカ

G・クーパーとB・ランカスターのスター競演

総合★★★★☆ 75

ストーリー ★★★★☆75点

キャスト ★★★★☆80点

演出 ★★★★☆75点

ビジュアル ★★★★☆80点

音楽 ★★★★☆75点

「赤い河」のポーデン・テエイス原作を製作のバート・ランカスターが大スターゲーリー・クーパーを迎えて自らも共演したメキシコ西部劇。南北戦争後のアメリカ人がメキシコに出稼ぎにきた時代。元南軍大佐の紳士・ベンジャミン(G・クーパー)と野性味あふれる無法者・ジョー(B・ランカスター)の2人のガンマンが、メキシコ軍の軍資金300万ドルの護衛をするためヴェラクルスへの旅にでる。メキシコ皇帝側近の侯爵(シーザー・ロメロ)、伯爵夫人(デニーズ・ダーセル)メキシコ娘ニナ(サラ・モンテエール)、ジョーの仲間たち其々の思惑とともに騙し合いの旅が続いて行く。メキシコのオールロケが情緒を醸し出し、現地エキストラ多数の協力もあってスケール感もある。
なんといっても対称的な2人の共演ぶりが見ものである。老いたりといえどもガンさばきは衰えていないクーパー。トキドキ白い歯をみせ思わせぶりな笑顔で動き回るバンカスター。甲乙つけがたい演技だが、体調を悪くしていたにもかかわらず頑張ったクーパーの静かな演技に軍配を上げたい。無法者のひとりに若かりし頃のチャールズ・ブロンソンがいたのは得した気分。

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