80歳に向けて・「新風来記」・・・今これから

風来居士、そのうち80歳、再出発です。

13日のホームレス

2015年11月15日 11時03分27秒 | 考える
11月13日(金) うす曇り

気がつけば、「13日の金曜日」

いつも、そんなことばかり言っている。
まぁ、だからといって、何かあるはずもなし。
(・・・本当に・・・??)



10時過ぎ、バスで市内に向かう。
何となく気だるい。


いつもの交番前の広場。
ベンチに腰をかけて一休み。


腕を組んで、ボーッとしていると、
一人の男性が、近づいてきて、私の隣に座る。  

ちょっと間を置いて、声をかけてきた。

「顔色が良くないなぁ・・・。」
「・・・・・・」
「疲れているのかね?」
「・・・少しね。」  

「この弁当、食わないか?」
「ありがとう。 でも、さっき食ったばかりだ。」


「仕事は、あるのかね・・・?」
「いいや、現在無職・・・。 
 私は欲しいと思っているんだが、どうにも、この歳ではね・・・。」 

「良かったら、私と一緒に来ないか・・・。」

「・・・?」
「なにね、今晩泊まる所でも紹介しようかと思ってね・・・、」

「うん・・・?」
「だだで飯を食わせて、だだで寝れる所を紹介するよ。」
「えっ・・・??」

「川崎方面になるがね。」
「・・・?」

「なに、ボランティアをやっているのさ。」


やっと事情が読めてきた。
どうやら、私は 「ホームレス 」に間違えられているらしい。



まぁ、着ているものは薄っぺらの背広と、色のかすれたジーパンだ。
見ようでは(?) 「ホームレス」。


まぁ事実、考えようでは、「居所無しのホームレス」と似たようなもの
ではあるが。



う~む・・・、多少は(?)、外見にも気を遣わねばいかんな、と、
反省しきりの風来居士である。