【連載】 「イラン・大自然の絨毯に出会う旅2016」第八回
5日目(前半)
朝目が覚めると昨日の砂嵐はどこへやら。
イランに来て5日目。カラッと晴れた清々しい一日の始まりです。
今日もペルシャ絨毯工房めぐりの予定ですが、本日のクムは、ペルシャ絨毯の中でも
シルクを使った絨毯が盛んな産地です。
日本人には、元来シルクへの強い憧れがあり、「シルクロード」などという響きは
聞いただけでワクワクするような魅力的なものがあります。
煌びやかなの光沢につるつるの手触り。美しい絨毯に出会える喜びを抑えつつ、
まずは「ジェッディー工房」へ訪問。ジェッディー工房の絨毯は華やかな彩色で
緻密な文様を細かく織り出す素晴らしい工房です。
引き込まれそうな魅惑の絨毯
かなりの枚数の絨毯を敷きつめて見せてくれました。どれも綺麗ですね~
そして、何よりもジェッディーさんの優しく朗らかなお人柄が素晴らしい!!
もはや”お約束”の固い握手をかわし、ジェッディーさんの絨毯を堪能しました。
場所が変わり、続いて本日の2件目の工房へ。
日本でもファンが多く、馴染みのある方も多いと思いますが、「マスミ工房」へお邪魔します。
全く関係ありませんが、私の嫁の母がマスミ(真寿美)という名前で、
軽々しくも最初からわたし個人的に親近感がありました。笑
それはさて置いても、実際に会ったマスミさんは本当にユニークで楽しく、
人懐っこい感じのまさに親近感のあるお方!テンションも高めです!!笑
選ぶのも楽しくなる色とりどりのペルシャ絨毯!
特に日本の女性にも人気の高いマスミさんの絨毯は、繊細で上品な芸術品でした。
続いて向かったのは、個性派のペルシャ絨毯工房「ジャムシーディー工房」。
常に新しいデザインを取り入れ、斬新な色使いと緻密な文様のペルシャ絨毯を作り続けています。
写真はほとんど撮れませんでしたが、記念に一枚。
そして、本日のペルシャ絨毯工房めぐりも最後の4件目。
ここも個人的に楽しみにしていたバラの文様でお馴染みの「ラジャビヤーン工房」へ。
平面的なデザインが多いペルシャ絨毯の中で、立体的で奥行きを感じる
バラの柄は、見るものを惹きつけ虜にしてしまうほどの美しさ。
ここでも買い付けるか非常に悩んだ逸品がこちら
この手前の絨毯が本当に美しかったです。
かなり悩みましたが、明日以降も買いたいものがあったので、やむなく断念。
いつかまた出会えたら、買い求めたい一枚でした。
こちらがラジャビヤーンさん。紳士的で素晴らしい方でした。
午前中のうちにペルシャ絨毯工房を4つもまわるという強行スケジュールを
無事に終え、午後からは、モスクや美術館などの観光も日程に入れています。
観光でつかの間の息抜きと思っていたのですが、
午後からも素晴らしい絨毯や珍しい絨毯のオンパレードでした!
つづく
も~頭の中は絨毯でぎゅうぎゅう詰めです。笑
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