今週の一曲は レターメン の
『 ミスター・ロンリー 』 (1970年) です。
この曲は1964年に、ボビー・ヴィントンというアーチストがヒットさせた曲です
が、私はリバイバルヒットさせたレターメンのバージョンしか知りません。
ビートルズをはじめ、沢山のミュージシャンの曲を
カバーしています。レターメンのアルバムを聴くと、
色んなアーチストのヒットパレードのようです。
ソフトなハーモニーでレターメン風にアレンジし、
さも自分たちの曲であったかの様に、いや、本人以上にも完璧に歌いあげます。
(少々ずるい感も否めないですが・・・。)
ですから、本人以上にヒットした曲も沢山あります。
大阪で学生生活をしていた頃、(約30年前)ラジオの深夜放送をよく聴いたものです
が、FM大阪で、午前0時ごろだったでしょうか、「ジェット・ストリーム」という
音楽番組がありました。 城達也の「遠い地平線が消えてふかぶかとした夜の闇に
心を休める時・・・」という低音のナレーションで始まる(たしかJALの番組でした)
城達也さんは、「ローマの休日」のグレゴリー・ペッグの声で
有名ですが、この「ジェット・ストリーム」の渋い低音に、
酔いしれた人は数限りないと思います。
静かなプログラムで、選曲もとっても良く、大好きな番組でした。
一日の疲れがとれる様な、スローなナレーションとイージーリスニングな曲。
30年以上続いたと聞いていますが、今は、もうないのでしょうか・・・。
城達也さんは、お亡くなりになったとは聞きましたが・・・。
この放送のオープニングにかかっていたのが、この曲『ミスター・ロンリー』でした。
ちょっと暗く、寂しい曲ですが、とっても懐かしく思い出されます。
久し振りに、夜のしじまの中で、聴いてみたい曲です。
アップルくん