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「イラン・大自然の絨毯に出会う旅2016」第七回

2016年08月13日 | 番外編

【連載】 「イラン・大自然の絨毯に出会う旅2016」第七

 

4日目(後半)

 

ペルシャ絨毯の作業工程を目の当たりにしたあとは、バザールの中を散策。

バザールの中は、衣料品や工芸品、みやげもの屋から絨毯まであらゆるものが軒を並べ

ひしめき合っています。同じ分類の商品はお店が固まってあるのがお約束で、

買いたいものが各ゾーンに分かれています。

賑やかなバザール。様々な工芸品の職人も沢山います。

 

イランの工芸品であるガラムカールと呼ばれる布に一枚一枚、手で判を押す職人。

 

こちらはペルシャ芸術のひとつ、ミニアチュール(細密画)の絵の具。

貝殻やラクダの骨などに緻密な絵を描いていきます。

 

そして絨毯の店舗ゾーンへ。数十件の絨毯商が我こそはと沢山の絨毯を並べています。

その中のひとつにある、目的の「シャハプール工房」に到着しました。

シャハプール工房は50年以上の歴史をもち、堅牢で美しい絨毯を作ります。

さっそくお目当ての絨毯を見せてもらうことに。

 

特に花柄の絨毯が魅力的でした。こちらはパンジーの花。

 

どれも素晴らしいクオリティで、こんなステキな花柄の絨毯が部屋にあると

なんだか幸せな気分になるだろうな~と想像しながら眺めていました。

 

 

こちらでもシャハプールさんと記念写真。

買い付けには至りませんでしたが、幸せの花柄絨毯を見せてもらい大満足でした!

 

そしてまたまた次の目的地へ。

このように大量に積まれた絨毯を横目に見ながら、たどり着いたのは「ハビビヤーン工房」。

 

ハビビヤーン工房はナイン産の有名工房です。

イスファハンの東に位置するナインで、最初に絨毯づくりを始めたと言われています。

もともとは僧侶などが身に着けるマントを作っていたという異色の工房。

ナインの絨毯が世界的に有名になったのもハビビヤーン工房の

人力と功績のおかげと言っても過言ではありません。

 

ハビビヤーンの絨毯がこちら

 

ナイン産の絨毯は豪華絢爛と言うよりも、お部屋に溶け込みやすく、

他の家具などともマッチングしやすい絨毯です。特に日本人には人気です。

 

ハビビヤーンさんは、けっこう豪快な方で、商人の匂いがぷんぷんする人でした。笑

 

今日の行程はここまで。これでイスファハンともお別れです。

次なる場所は、宗教都市のクムです。

クムは首都テヘランから南に120キロの位置で、シーア派の聖地でもあります。

 

イスファハンからクムへ車で移動中、ひどい砂嵐に見舞われながら、19時ごろには到着。

せっかくの美しい宗教都市なのに砂嵐で100メートル先も見えずらい始末。

残念ですが、明日の朝、晴れることを期待!

 

そうそう、イランの食事ですが、外食の食べ物と言えば昼も夜もほぼ「ケバブ」なのです!

大変おいしいのですが、外国特有のビッグサイズと高カロリーと思われる

脂分たっぷりのお肉になんだか体重が心配です。汗

 

この量!!!笑

これをほぼ毎日、昼も夜も食べ続けます。笑

今日も動けない程、お腹いっぱいになり、明日の行程を楽しみにしつつ眠りました。

          つづく

 

<過去の連載>

「イラン・大自然の絨毯に出会う旅2016」第一回

「イラン・大自然の絨毯に出会う旅2016」第二回

「イラン・大自然の絨毯に出会う旅2016」第三回

「イラン・大自然の絨毯に出会う旅2016」第四回

「イラン・大自然の絨毯に出会う旅2016」第五回

「イラン・大自然の絨毯に出会う旅2016」第六回

 

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