ふくいんちょのつぶやき

山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長Kazuyoshiの
日常を通してのつぶやき

0-106

2009-03-11 06:34:58 | スポーツ
 全国大会で0-106の惨敗 情熱、逆に熱く・蔵王一中アイスホッケー部
 
 
 今季、国体で5つの優勝を勝ち取るなど、例年に比べ、冬季競技で好成績を
残した県勢。その陰で、先月、北海道で開かれた全国中学アイスホッケー大会
に出場した山形市の蔵王一は、1回戦で釧路北(北海道)に0-106の「歴史的な
スコア」(県アイスホッケー連盟関係者)で惨敗した。競技への意欲を失って
もおかしくない状況だが、メンバーは再びリンクに立ち、パックを追っている。
「このままじゃ終われない」。目標は全国1勝だ。

 衝撃的なスコアに、試合終了後、メンバーは言葉を失ったという。相手は北海
道予選を制した強豪。実力差は試合前から明らかだったが、その差は想像以上だ
った。フェイスオフ直後に、ゴール前に押し込まれるような一方的な展開。「体
にも触れられない感じ。選手もどうしたらいいか分からなかったと思う」と蔵王
一を指導する鈴木章人県アイスホッケー連盟強化部長。競技人口、スケーティン
グ技術、スティックさばき…。どれをとっても相手が上だった。

 本県のアイスホッケーを取り巻く環境は非常に厳しい。北国だが歴史は浅く、
べにばな国体を契機に選手育成・強化が始まった。だが、競技人口は増えず、県
内唯一の高校チーム・蔵王高アイスホッケー部は3年前になくなった。蔵王一も
なんとか16人のメンバーを集め活動している状況だ。

 練習環境も恵まれてはいない。山形市の山形厚生年金休暇センター(愛称ウェ
ルサンピア山形)屋内スケート場で高校生の有志と一緒に練習しているが、他県
では通年リンクが増える中、11月から3月までしか使えない。大会前は週3回、そ
れ以外は週1回、氷上練習を行うが、シーズンを通して約130万円の会場利用料負
担は重く、練習日を増やす余裕はない。

 そんな状況下でも競技を続ける選手たち。惨敗だったが、強くなるためにはい
い経験ができたと前向きにとらえている。「滑りが速くて、どんどん点も取られ、
信じられなかった。でも、最後まで声を出して、堂々と戦った」と、FWとして
リンクに立った山下征主将(2年)は振り返る。あきらめない大切さを学んだメ
ンバー。打ちのめされても、情熱は失わず、むしろ思いは強くなったという。

 大会後も気持ちを切らさず、練習に取り組む部員たち。表情に悲愴(ひそう)
感はなく、力強さがあった。「すごい負け方をしちゃったけど、先輩たちの分も
1年間でしっかり強くなったところを全国で見せる。できれば1勝したい」。山下
主将は胸を張った。

                         2009年03月09日 山形新聞 
 

 サッカーで50-0というスコアがでるようなものですが・・・
アイスホッケーでかなりの点差がつく試合は私もたびたび観てはきましたが、
アイスホッケーという競技人口、競技環境のスポーツではこういったとんでも
ないハイスコアの試合がみられることがあります。
記憶が曖昧ですが、大学時代に観戦していた高校生の試合、岩手の盛岡一高対
中央高校の試合でも49-1くらいのスコアがあったような気がします。また他県
でもこういったスコアの試合はあると思いますし、国体ですら一回戦で10-0と
いうようなスコアになることさえもあるのが実際です。
 
 北海道のチームは野球でいえば全てが甲子園に出てくるような強豪ばかり。
地区大会に出場するチームが、甲子園常連校、あるいはプロと対戦したような
ものです。大差がつかないわけがないんです。 

 

 私自身も大学生の頃、アイスホッケーの試合で15-0というような差で負けた
りしたこともあります。でも、不思議なことに落ち込むというよりは、「じゃ、次
こそはやってやろう!」と思えるんですよね。
 勝てなくてもスコアが縮まってくればそれだけで嬉しいものでしたし、前回の
試合で追いつくことも、触ることもできなかったのが、触ることができたり、相
手のミスを誘ったりとすることがあって、自分の成長がみられることが面白いん
ですよね。もちろん勝つことができればより面白いのですが・・・・
 
 それにはレベル別に分けた大会運営をしていくといいと思うんですが・・・

 そういう意味でうまくいっているのはサッカー界のような気がします。
 高校サッカーだけでなく、ユースなんかもあったりして。
 うまーくカテゴリにわかれてピラミッドができているようです。
 まぁ、アイスホッケーにはリンクという環境がまずは第一になってきますが。


 なにはともあれ最後まで頑張り通した蔵王一中のみなさん、たいしたもんです。
心が折れない限りはどこまでも成長します!アイスホッケーを楽しみましょう!
  
 アイスホッケーにはやめられない魅力がある・・・
山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。

 

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4 コメント

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そだね (苫小牧20)
2009-03-11 10:53:02
北海道は中学まで釧路が最高峰。苫小牧の中学でも長年苦杯をなめてます。そんな相手じゃ仕方ないけど、さすがに釧路と苫小牧だけじゃアイスホッケーの裾野は拡がらないもんね。蔵王の中学生たちに頑張ってもらいたい。まずは1点もぎ取るところから。
そーいえば、大学生時代は札幌の強い相手によく10点ゲームされてました。
唯一ノーマーク作ったときに足を氷の溝にとられ転倒。。。
いまだに夢に出ます。
あるある (Kazuyoshi)
2009-03-11 14:11:58
氷の溝に足をとられあらぬ方向に行ってしまうことが最近多くなってきました。
特に疲れてくる3ピリなんかはそう。自分の意志を無視し、膝がガクガク。

蔵王の子達は頑張ってますよ~。
観ていて楽しいです。
同じ人間なのに・・・ (うみんちゅ琉)
2009-03-13 19:29:36
うちのチームにも釧路出身いますが
同じスケートをはいてるとは思えない
まるでチョロQ(笑)
それくらいになれる環境がうらやましいですが
同じ人間、いつかきっとと思いながら
やっぱホッケーは楽しいですね~!!!
蔵王の子達にもがんばって続けてほしいですね
東北大の子達見てると勇気がわきますもんね~
やられてもやられても立ち上がる!
いいですね~!
ですよね~ (Kazuyoshi)
2009-03-13 21:16:01
 やればやっただけのことが還ってきますからね。上手な方に憧れ、あんな風になれたらと思
い転んでも立ち上がり、抜かれても追いかける。その姿勢が大好きです
 
 

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