ふくいんちょのつぶやき

山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長Kazuyoshiの
日常を通してのつぶやき

上杉鷹山

2008-08-11 07:54:49 | 日常
以下は、笹生歯科医院で朝礼のさいに朗読している職場の教養の一文の引用です。
 
 アメリカ合衆国大統領の故ジョン・F・ケネディは日本でもっとも
尊敬する政治家として上杉鷹山をあげています。再起不能と見られた
米沢藩の財政を見事によみがえらせたのは、彼の誠実さ、謙虚さ、そして
慈愛の心にあったというのです。
 鷹山は具体的に「三つの努力」を唱えています。それは「城、地域、個人」
の三つの倹約です。すなわち城内が徹底して倹約し、その上で地域や個人に
おごりを捨てさせ倹約の協力を求めたのです。
 
 現代風に言い換えると、まず県庁が徹底して倹約をし、そののち市町村・
県民に協力を求めたとなるでしょう。企業では、本社・支社・営業所となり
ます。
 物事を遂行するには、「ここは我慢のしどころ」という時期が必ずでてきます。
どうにも苦しいとき、一致団結して事にあたることで、その壁を乗り越えること
も可能となります。団結心は成就の要と心得たいものです

 
 ここ米沢は過去に再起不能とみられた財政になっているんです。その際に
どのように建て直したのか、詳しいことは私はわかりませんが、建て直す
ことができたのは鷹山自らが変わる努力をし実行し続けたからではないでしょうか。
 TOPが自ら変わろうと努力せず、周囲にああしろ、こうしろと要求ばかり
していたのでは伝わらないですし、協力は得られないと思います。まずはTOP、
上に立つ者が徹底して実行することで周囲からの協力が得られるようになるの
ではないかと思います。 
 
 鷹山は次の3助を根本方針としたそうですが 
   自ら助ける、すなわち「自助」
   近隣社会が互いに助け合う「互助」
   藩政府が手を貸す「扶助」 

 くわしくはこちら
 
 今の日本にはどれもかけているような気がしてなりません。
 
 これからの日本も我慢のしどころが続きそうです。

 山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。