大人の歯がはえてきた

　山形県　米沢市　笹生歯科医院　副院長のKazuyoshiです。



本日来院された患者さんで、

「下の乳歯の後ろから大人の歯がはえてきたので心配なので見て欲しい」

　ということでした。

　
　お口の中をみせていただくと、なるほど、たしかに下の乳歯の後ろから（舌
側）永久歯の前歯が顔を出しています。場合にもよりますが、もう少し様子をみ
てからでも遅くはないですので、今回は抜歯はしませんでした。
　ちょうど6才なので、永久歯の生えてくる時期なんですね。個人差はあります
から遅い早いはあんまり気にしなくていいでしょう

　
　ところで、たまーに聞くのが
「どうせ大人の歯に生え替わるのだから、子供の歯は虫歯でも大丈夫でしょ」
　という言葉ですが、そんなことはありません。
　乳歯が虫歯になりやすいと言うことは、お口の中が虫歯になりやすい環境で
あると言うことです。そんな環境の悪いお口の中に永久歯がはえてきたらどう
なるでしょう？当然、虫歯になりやすいんです。

　「大人の歯が生えてきたら予防すれば大丈夫でしょう」・・・・うーんいままで、
虫歯になりやすいお口の中の環境、そして生活習慣を送ってきたのを突然規則
正しくするということは難しいのです。ですから、乳歯のうちからお口の中をチェッ
クしていく必要があるんです。お口の中の健康は日常の生活習慣にかなり関わっ
ていますが、それは身体全体の健康にも関わっているんですよ

大間へ

山形県　米沢市　笹生歯科医院　副院長のKazuyoshiです。

　岩手での勤務医時代をつぶやく

　理論も必要だが、なにより手先の動きが大事な歯科医師というこの職業。
（もちろんどちらも大事ですよ）大学では多くの患者さんに触れ合う機会が少ない
かな、と思い、大学の部活の先輩の勧めと、「多くの患者さんに接したい」その思
いがあり開業医へ勤務することに。大変な日々でしたけど、歯科医師として、そし
て、社会人として大切なことを学んだ勤務医時代をつぶやきます。



　本州最北端、青森県の大間町（マグロでよく知られていますが）にある、院
長の知り合いの先生の所へお手伝いにいってましたねぇ。あれは歯科医になって
すぐでしたからちょうど6年前になりますか。6ヶ月くらい大間に月のうち何回か
いきましたね。

　このときは月曜日岩手でぎりぎりまで午前診療して、たしか13時くらいの電車
「はつかり」で（このころは八戸までの新幹線は通ってなかった）盛岡から野辺
地まで行ったのだったかなぁ。そしてたしか大湊線？にのって今度は下北まで。
そして下北からバスでゆられて大湊へそしてバスを乗り換え大間まで・・・・。
バスで揺られている間は、右手には海が広がっているため真っ暗なのですが、
徐々に遠くに光が見えてきたのを覚えています。あとで、あれが函館の光と教えて
もらったんですねぇ。大間到着は19時過ぎでした。

　
　この道中、盛岡での忙しさを忘れる「ぶらり一人旅」といったところでしたね。

　はじめていったとき、地図で大間町を確認してみたら本州最北端なのをみて
すごいところにやってきたなぁと苦笑いでした。