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ワニと読むミステリ(猫とキルトと死体がひとつ)

読むと、猫も人によっては高価な買い物。
 
(リアン・スウィーニー著)
 キルト作家のジリアンが探偵役のシリーズ第1弾です。ジリアンの飼い猫は、シャブリ(ヒマラヤン)、メルロー(メインクーン)、シラー(アビシニアン)の3匹、いずれもワインにちなんだ名前です。
 出張から帰ってきたジリアンは家に泥棒が入ったのを発見します。しかし特に金目のものは盗まれていません。が、3匹の猫のうちシラーが行方不明です。どうやら猫泥棒にやられたらしい。
 ジリアンは動物保護施設に相談に行き、そこの運営者のショーンと、猫泥棒らしい人物の家に乗り込みます。フレイクは偏屈なじいさんで、屋敷の中には複数の猫がいる気配ですが、ジリアンの飼い猫シラーがいるかどうかはわかりません。納得がいかないままに家に戻るジリアン。
 最愛の猫たちを泥棒の被害から守るべくすぐに防犯システムをとりつけたジリアンですが、出先から防犯カメラをチェックしていて、またもや泥棒に入られたのを見つけます。今度は猫は無事です。アタマにきたジリアンは変人フレイクの家に駆けつけますが、そこで発見したのは当の本人の死体、腹部に包丁という他殺体です。
 猫泥棒のビジネスがだんだんと明らかにされていきます。
 マーシーは小さな町で、どんなことも秘密にすることができないような口コミの威力絶大なところです。誰もが知り合いで、誰と誰が付き合っているのか、などあっという間に知れ渡ってしまいます。
 コージー・ミステリと割り切って読めばまぁなんとかなるでしょう。読みながら、「コージー・ミステリ、コージー・ミステリ」と言い聞かせる必要はありますが。
 警察の捜査はほとんど役に立たず、現場の証拠も活用されず、ようするに警察組織は無用の長物といったところです。ここまではやりすぎかもと思われるところもあり。
 死体の第一発見者ジリアンが、猫の声がするからと屋敷の中を捜しまわって現場保存を無視するところなど、ジリアンの性格からあまりに愚かに書かれていて、そりゃーないだろといら立ちを覚えるところもありますが、まぁ、猫好きというところを強調したかったのだろうと温かい気持ちでいましょう。
 いろいろな猫が出てきて猫ファンは大いに楽しめます。
 ジリアンはやたらと直感でこの人は犯人でないと確信するので、犯人の目星をつけるのは容易です。

主人公: ジリアン・ハート(キルト作家)
場所:  USA、サウスカロライナ州マーシー
グルメ: なし
動物:  ネコ:シャブリ(ヒマラヤン)、メルロー(メインクーン)、シラー(アビシニアン)
ユーモア: 中

猫とキルトと死体がひとつ(イソラ文庫)
リアン スウィーニー,Leann Sweeney
早川書房

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