ワニと読むミステリ(ディミティおばさま旅に出る )

読むと、理由は忘れられても、恨みは残ります。

(ナンシー・アサートン著)
ディミティおばさまのシリーズ2冊目。2冊目の刊行が早いです。
「ディミティおばさま現る」で出会ったロリとビルは無事結婚し幸せな生活を営んでいます、といいたいところですが、2人の結婚生活はまさに危機を迎えています。ビルは仕事の鬼と化し、まったく家庭を顧みなくなってしまいました。もう2人の愛は終わったのか?
ロリはこの状態をなんとかしようとして2度目のハネムーンを計画しますが、またもやビルは仕事にはばまれてイギリスに来ることができません。休暇もとれないほどの忙しさです。ビルの代わりにロリと同行したのは、ビルの父。
ビルの親戚がイギリスにいるということはわかっていましたが、イギリスとアメリカの親戚の間にはまったく交流がありません。昔、何かの出来事がこの2つの親戚を疎遠にしたらしい。
ディミティおばさまは、ビルの父とともにこの両家の昔の謎解きの旅へと赴いてしまいます。
でも日記帳はディミティおばさまとともにあり、ロリはおばさまと連絡をとることができなくなってしまいます。
そんな状況でも果敢にロリは二人の手がかりを探し、二人を追いながら謎を解いていきます。
あちこちを移動するので、イギリスの旅行案内みたいでそれぞれの土地が楽しく紹介されています。
イギリスとアメリカの親戚の間に何があったのか?
昔々に話がさかのぼり、現代にも関係してくるので、少々頭が混乱するかも。

■ディミティおばさま
 ロリとビルがそもそもどうやって知り合ったのか、第一作をまだ読んでいないかたは、こちら。
 ディミティおばさま現る
 より2作目が楽しめます。
 
主人公: ロリ・シェパード
場所:  イギリス、コッツウォールド地方フィンチ
グルメ: なし
動物:  なし
ユーモア: 小



ディミティおばさま旅に出る (ランダムハウス講談社 ア 5-2 優しい幽霊 2)
ナンシー アサートン
ランダムハウス講談社

幽霊と探偵しよう
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