運命に 忍びに耐えて 至らせる 自己を超え出た 新たな位相
独一に 個性を違え 世の全て 一回限りの 偶然の花
撞き方に 鐘の音違い 鳴るごとく 問い方応じ 自然も答え
運命に 忍びに耐えて 至らせる 自己を超え出た 新たな位相
独一に 個性を違え 世の全て 一回限りの 偶然の花
撞き方に 鐘の音違い 鳴るごとく 問い方応じ 自然も答え
月並みと 看做すこころの 思い込み 外してみれば 新奇にあふれ
根底の 疑い消えた 解放に 腹を抱えて 大笑いして
学力の 伸びれば増える バカの数 知るの逆さま まことを離れ
若い芽の 土にこなされ 萌えるごと 言葉も萌える 原初に戻り
生命の 波打つリズム 感じつつ 詠まれた歌の 律動伝え
書きように いかなる人か 現れて 無意識ゆえに 書くは恐ろしき
人生を 梃子の一点 掴まえて 重い思いの 軽くも上がり
脱落に 全てあるもの さま変わる 芯の抜かれた フヤフヤ物へ
値札つけ 価値あるものと 追い求め 掴んで気づく 夢見の大金
手付かずも 毎朝供え 愛し子の コーヒー飲むと 思う親心
死の床に 伏して無口に 気遣いの かっての兄の 面影消えて
行雲に 無常となって 哀感を 歌に託した 古人慕わし