どうでもれいわ 年賀のわが歌

2020-01-04 11:57:44 | 日記

 

年始め 干支や出揃う 初日の出 マウスの矢先 光を浴びて


輪の中に 回るネズミの 木阿弥に 老いの話の 先へは行かず 


まとわりの もがけば嵌まる 泥沼に つかず離れず ハチスは咲いて

 

偏見の 井戸のイドラに 囚われて 渇きの癒し 虚空に求め


生の何に 求める旅の 一巡り 常の暮らしに 満月かかり


言の葉の 影さえささぬ 地に深く 根っ子おろして 言葉は生まれ 


わくら葉の 漂う露天の 湯を共に 同じ老残 湯煙のなか 


人ごとに 携帯見つめ けったいや 世の形態の どこへつながる