一月の自選五行詩(その2)

2019-02-02 09:07:47 | 日記

 

頭のみ 腹にこなさぬ 言の葉の 未消化ゆえに 活力うすれ 

崇高に 見渡す富士の 霊峰に 光はあふれ 野山つらなり      

われさえの 迷う根っ子を 正すなら 迷いは一転 知恵へと転じ      

こだわりは 着物のままの 身の重さ 測りかなわぬ  裸のすがた      

永遠と 切れて自由な 人ゆえに 切れた自由に 漂う凧か            

満ち欠けの なくて満月 生の何に 求める旅の 輪は一周し        

行き渡る 妻のニューロン わが家の 隅々までに 先端及び          

隙間もて 今を見つめる 一ミリの 隔てわずかも 無限に遠く    

囚われの もがけば嵌まる 泥沼に 染まらず育つ 清楚なハチス   

時々の 思いの文様  あぶり出し 無地に浮き出す こころの火かな  

身を置いた いずれの場でも わがことと 引き受け生きて 無私の人かな


老いの繰り言 近くに感じるベネズエラ

2019-02-02 06:29:03 | 日記

 

日没の 暗さの募る 日の国の 西のギリシャと 闇夜の近さ


声と顔 見聞すれば 直観に 不快もよおし テレビは切って


嘘をつき 強弁しては 筋目なく なんでもありの 修羅場と化して