しめなわを 門扉につけて 厄払い コロナ来るなと 願いをこめて
年の瀬も 年のせいかな ことさらに 感慨なくて いつもに過ごし
暇とても テレビ見るほど 暇でなく ためつすがめつ 見るや人生
見えぬもの 畏れるこころ 見下され ウランコロナも うろんにされて
しめなわを 門扉につけて 厄払い コロナ来るなと 願いをこめて
年の瀬も 年のせいかな ことさらに 感慨なくて いつもに過ごし
暇とても テレビ見るほど 暇でなく ためつすがめつ 見るや人生
見えぬもの 畏れるこころ 見下され ウランコロナも うろんにされて
見ることに 片寄りすぎる 文化へと 進んだ果ての 世の浅薄さ
見るよりは 耳から聞くが 身に浸みる 感じ強まり 思いを深め
百聞は 一見するに 劣るとも 一見ばかりに 思いを狭め
不安から 出てくる言葉 不案内 風の吹きよう どうにも揺らぎ
わが伯父の 医院のあった 長州の かの仁選ぶ 民意の低さ
帰艦する 時間に遅れ 若い軍医 伯父は切腹 軍規に反し
クリークを 橋に渡って お屋敷の 伯父の医院の 萩なるふぜい
松陰の 松下村塾 通っては 志士を偲んだ わが幼い日
秋吉の カルスト台地の 見晴らしに ちらばる羊 白い石塊
鳥の目に 映る視界の 広さかな 遅れて遠く 群れを追いかけ
自然には ありえぬ車の スピードを かわして避ける 鳥たちのカン
人間の 進む技術に さからわず もちまえ活かし 生きる動物
蹴落として 勝ち抜くものが 謳歌する この世のさまは なんだかなーか
太陽の コロナをまとう 輝きに 乞食のシャカも 包まれ生きて
捨てなくて 無償の愛も 湧き出さぬ 人の背負った 心理のくびき
愛するは エゴを捨て去る 修練か 一人を愛して すべてに及び