サナダ虫 ~解体中~

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性 ~「サラ、いつわりの祈り」~

2005年06月07日 | 批評 「読」 
映画化もされた、「サラ、いつわりの祈り」(著:J.T.リロイ 訳:金原瑞人)を読んだ。


少年・ジェレマイアと、娼婦である実母・サラの放浪生活。

著者の実体験をもとに描かれた連作短編集。

前作「サラ、神に背いた少年」の前編にあたる話らしい。(未読)


感想。

①サラは最低な母親なのだが、何か憎めない・・感じがする。

②「ただひたすらに母の愛を求め続ける」・・??そうは思わなかったけどなぁ。

③書き方がちょっと解りにくかった。


「精神的・性的虐待」、「女装」、「売春」、「自虐的願望(M)」、「ドラッグ」・・・・

が、盛り沢山。

インパクトはあるけどね。映画の方が良さそう。(未観)

★★☆☆☆


ちなみに、

翻訳者は金原ひとみ(「蛇にピアス」の著者)のダディでもある。

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