エコバッグ・レジバッグ NEWS!エルメスからエコバッグのリリース
170年の歴史を持つ老舗ブランド エルメス。エコバッグに対するエルメスの一つの「形」が示されました。「品質」を守るためには一切の妥協を許さず、未だ秘密のベールに包まれたままのエルメス。エルメスはエコバッグにどんなテーマを与えたのか。その一端が示されました。
エルメスとエコバッグ・レジバッグ。正直に言ってどのようなコンセプトとなるのか非常に興味がありました。
一般的にエルメスは世界のブランドの中でNo.1の地位を支持されています。ルイ・ヴィトンをNo.1と評する方ももちろん居られるのですが、売り上げなどではなく真の求心力はエルメスに軍配が上がると管理人ぱぱっちも考えています。大掛かりな上場もせず、ライセンス生産も一切行わない。全ての製品はエルメス本社が管理できるシステムでお客様に届けられる。徹底して170年間、この姿勢を守り続けているのはエルメスだけです。
その一方でエルメスは、無口です。殆どと言って良いほど広告を行いません。自社が直接発行する「エルメスの世界」と製品カタログだけがエルメスのポリシーとコンセプトを伝えるのみです。
「ケリー」、「バーキン」に代表されるバッグメーカーが、No.1メーカーとしてエコバッグ・レジバッグを考えないはずは無いと管理人ぱぱっちは考えていました。エルメスは”世界中の工芸技術の保存”と”環境への取り組み”を大きな使命として積極的に実践しているメーカーです。こういう面からも、必ずエコバッグ・レジバッグに何らかのアクションを起こすとぱぱっちは推測しておりました。
早速エルメスのエコバッグ・レジバッグ「SilkyPop」をごらん下さい。アニメーション付きで紹介されています。
名前の通りシルク生地を使ったエコバッグです。構造は本サイトとことん!エコバッグ&レジバッグの記事”エコバッグ・レジバッグ 天使の卵GOOD LUCK COLLECTIONエコバッグ ”で紹介した携帯用エコバッグ・レジバッグと類似しています。
イラストから想像するに”エプロン”とエルメス伝統のスカーフ「カレ(正方形)」の融合を図ったデザインコンセプトで、”耐久性の高い”エルメス特有の皮革素材をケースおよびバッグの底に配置して長く使うことを狙っているようです。
シルク生地の耐久性をどのように高めているのかはわかりません。が、シルク素材が常識だった上流階級女性の使用するバッグや財布などを、女性の社会進出の萌芽をいち早く察して皮革素材化したエルメスです。改めてシルクを採用するにはそれなりの技術を取り入れていると考えても大げさでは無いと確信しています。
気になる価格ですが、アニヤ・ハインドマーチAnya Hindmarch エコバッグの60倍以上の価格が設定されているようです。
米国あたりの評論家などは、「安いとは言えようやく手に入れたアニヤ・ハインドマーチのエコバッグにスーパーで買った「血の滴るお肉」を入れたいと思うファンは居ないだろう。このエルメスのバッグの価格設定はいかに馬鹿げていることか!」と辛らつなコメントも示しています。
ですが、それはぱぱっちとしては見当違いだと思っています。「長くリユース」できることがエコバッグ・レジバッグなのだというエルメスのコンセプトを汲むべきです。
また、旅先でお買い物をした時にお土産などを入れるのにも使えますからね。
用途は、使う方の想像力しだい。いまどきどんな製品だって、お客様の方がよほど新しい発想で使いこなして下さいますから。
それに、もともとエルメスはエルメスを持てる人にのみ最高の品質を提供する「世界最高のブランド」なのですから。
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