1 ブリッジ・オブ・スパイ
冷戦真っ只中の、スパイがあっちこっちで活躍し、領空侵犯にやたら神経尖らせ、東西対立だけじゃない、いろんな勢力が駆け引きをしていたあの頃。そうっす、映画の題材に事欠かない超面白かったあの時代が舞台であります。鉄のカーテンが引かれつつある、一寸先がどうなるかさっぱり分かんないハラハラドキドキを、まあ見せる、見せる。リアルタイムの緊張感はありませんが、地味な題材を引き付けて見せてくれました。久々にヒッチコック風な味わいを感じさせていただきました。こういうの作ってるスピさんは好きなんすがね。
2 ボリショイ・バビロン
ボリショイバレエ団のドキュメンタリー・・・としか知らなかったんで、プリンシパルの苦労話とか、過酷なトレーニングの末につかんだ栄光!!みたいなもんだと思ってたら、まったくの筋違い。舞台監督に硫酸かけたあの事件の経過を追っていったもの。なるほどねえ~。足の引っ張り合いはもちろんの事、妬みに嫉みに、もうどろっどろ。まともじゃないことがまかり通る世界は、ロシアという国の縮図そのものだ!という視点は、なかなか面白かった。ちなみに、ロシア語の「ボリショイ」は「でっかい」という意味。「ボリショイバレエ団」は「大バレエ団」の事。
3 アメリカン・ドリーマー
1980年代オイルビジネスで一旗揚げようとする実業家。自分はまっとうな仕事を続けてきて、後ろ指刺されることも、やましいこともない。でも、周りがそうさせてくれないジレンマ。理想と現実のはざまに悩まされるビジネスマンをわたくし目、一押しのオスカー・アイザックが熱演!!いやーーーーー、うまいし、面白いし、すんばらしい!下手なサスペンスよっか、よっぽどハラハラした。80年代のアメリカもんはとにかく面白い。
4 ヴェルサイユの宮廷庭師
ドロ沼だったヴェルサイユに、生涯かけて見たこともない大宮殿を建てたフランスの王様ルイ14世。考えてみりゃ、あんだけの広さにとんでもないものを建てたんだから、もちろんいろんな建築士さんや、ガーディナーさんが携わったことを今更ながらに気づかされた。で、ウィンスレットさんが熱演!ふっとい腕で、すごいなあ~と思ってたら、実は妊娠中だったとか。で、やっぱナルシストぶりが見えたなあ、と思ったアラン・リックマン監督。そこがなあ~と思ってたら、すぐさまの訃報!!たまげました。大変失礼しました。最期って知ってたのかは不明ですが、まなざしが遥か彼方を見つめてたなあ~。合掌です。
5 チャンス商会
一人暮らしのご老人。頑固で短気。昔かたぎと言えばそれまでだが、融通が利かない。でも、周囲に住む人が何となくほおっておかない。向かいの奥さんなんか、何かと面倒を見てくれるわ、このじいさんといい仲に・・・。なんかきっとあるんだろう~と予想はしてたが、なるほど、こうきたかあ~です。さすが韓流。泣かせるのはうまい!期待通りにやられました。
6 はなちゃんのみそ汁
乳がんで亡くなってしまった母親が、子供に食べることが何より大切であること、食べ物を大事にすることを、生きてる間にきちんと教えた実話の映画化。はなちゃんをやった子役の子が、まったくすれてなくていい。運命ってのはほんとに皮肉で残酷だなあ・・と思うことしきりなのだが、ちゃんと死ぬまでに準備ができて、伝えようとしたことを伝えることができたってのは、悲しいけど幸せだった気もしました。
7 ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女
イランでこんな映画が撮られたってことがすごいなあ~と。ヴァンパイアってのは、キリスト教的な背景がありそうなんだけど、あんまり宗教とは違うことにしたのかな。いうならば、ヴァンパイアな少女は、必殺仕事人みたいなもん。悪のはびこるうらぶれた街で、人知れず悪い奴をやっつけちゃう。モノクロなんだけど、赤のイメージが浮かぶ。そして、音楽がよかった。
8 サヨナラの代わりに
完璧だった妻が、難病のALSに冒され、じわじわと人としての生き方を奪われていくもの。バケツかぶるので結構有名になったALS。本人が一番つらいけど、脇で介護したり、見守る人の精神的な大変さも並大抵ではない。ALS自体扱った話は結構あるけど、患者と介護者ってのは、あまりないかも。「最強のふたり」の女性版って感じ。「オペラ座・・」以降、姿が見えないと思っていたエミー・ロッサムが熱演。相変わらずの歌のうまさも効いてた。
冷戦真っ只中の、スパイがあっちこっちで活躍し、領空侵犯にやたら神経尖らせ、東西対立だけじゃない、いろんな勢力が駆け引きをしていたあの頃。そうっす、映画の題材に事欠かない超面白かったあの時代が舞台であります。鉄のカーテンが引かれつつある、一寸先がどうなるかさっぱり分かんないハラハラドキドキを、まあ見せる、見せる。リアルタイムの緊張感はありませんが、地味な題材を引き付けて見せてくれました。久々にヒッチコック風な味わいを感じさせていただきました。こういうの作ってるスピさんは好きなんすがね。
2 ボリショイ・バビロン
ボリショイバレエ団のドキュメンタリー・・・としか知らなかったんで、プリンシパルの苦労話とか、過酷なトレーニングの末につかんだ栄光!!みたいなもんだと思ってたら、まったくの筋違い。舞台監督に硫酸かけたあの事件の経過を追っていったもの。なるほどねえ~。足の引っ張り合いはもちろんの事、妬みに嫉みに、もうどろっどろ。まともじゃないことがまかり通る世界は、ロシアという国の縮図そのものだ!という視点は、なかなか面白かった。ちなみに、ロシア語の「ボリショイ」は「でっかい」という意味。「ボリショイバレエ団」は「大バレエ団」の事。
3 アメリカン・ドリーマー
1980年代オイルビジネスで一旗揚げようとする実業家。自分はまっとうな仕事を続けてきて、後ろ指刺されることも、やましいこともない。でも、周りがそうさせてくれないジレンマ。理想と現実のはざまに悩まされるビジネスマンをわたくし目、一押しのオスカー・アイザックが熱演!!いやーーーーー、うまいし、面白いし、すんばらしい!下手なサスペンスよっか、よっぽどハラハラした。80年代のアメリカもんはとにかく面白い。
4 ヴェルサイユの宮廷庭師
ドロ沼だったヴェルサイユに、生涯かけて見たこともない大宮殿を建てたフランスの王様ルイ14世。考えてみりゃ、あんだけの広さにとんでもないものを建てたんだから、もちろんいろんな建築士さんや、ガーディナーさんが携わったことを今更ながらに気づかされた。で、ウィンスレットさんが熱演!ふっとい腕で、すごいなあ~と思ってたら、実は妊娠中だったとか。で、やっぱナルシストぶりが見えたなあ、と思ったアラン・リックマン監督。そこがなあ~と思ってたら、すぐさまの訃報!!たまげました。大変失礼しました。最期って知ってたのかは不明ですが、まなざしが遥か彼方を見つめてたなあ~。合掌です。
5 チャンス商会
一人暮らしのご老人。頑固で短気。昔かたぎと言えばそれまでだが、融通が利かない。でも、周囲に住む人が何となくほおっておかない。向かいの奥さんなんか、何かと面倒を見てくれるわ、このじいさんといい仲に・・・。なんかきっとあるんだろう~と予想はしてたが、なるほど、こうきたかあ~です。さすが韓流。泣かせるのはうまい!期待通りにやられました。
6 はなちゃんのみそ汁
乳がんで亡くなってしまった母親が、子供に食べることが何より大切であること、食べ物を大事にすることを、生きてる間にきちんと教えた実話の映画化。はなちゃんをやった子役の子が、まったくすれてなくていい。運命ってのはほんとに皮肉で残酷だなあ・・と思うことしきりなのだが、ちゃんと死ぬまでに準備ができて、伝えようとしたことを伝えることができたってのは、悲しいけど幸せだった気もしました。
7 ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女
イランでこんな映画が撮られたってことがすごいなあ~と。ヴァンパイアってのは、キリスト教的な背景がありそうなんだけど、あんまり宗教とは違うことにしたのかな。いうならば、ヴァンパイアな少女は、必殺仕事人みたいなもん。悪のはびこるうらぶれた街で、人知れず悪い奴をやっつけちゃう。モノクロなんだけど、赤のイメージが浮かぶ。そして、音楽がよかった。
8 サヨナラの代わりに
完璧だった妻が、難病のALSに冒され、じわじわと人としての生き方を奪われていくもの。バケツかぶるので結構有名になったALS。本人が一番つらいけど、脇で介護したり、見守る人の精神的な大変さも並大抵ではない。ALS自体扱った話は結構あるけど、患者と介護者ってのは、あまりないかも。「最強のふたり」の女性版って感じ。「オペラ座・・」以降、姿が見えないと思っていたエミー・ロッサムが熱演。相変わらずの歌のうまさも効いてた。
トム・ハンクスとスピルバーグのコンビはあまり好きじゃないんですが、
本作は楽しめました。
どこまでも法の番人として振る舞う男の生き様、かっこよかったです。
恐竜映画辺りは適当に撮ってもらって、こういうのをがんがん撮ってほしいなあ。