ポニョ：前回の記事にもあったけれど、サイババさんは、帰依者が一体何が目的でアシュラムに来ているのか知っておられるから、その帰依者にインタビューを与えるかどうかは、よく分かっておられるんや。
ヨシオ：サイババさんはご自分の事だけを思い、心からサイババさんに会いたいと思って来た帰依者を探しておられるんや。前回の記事のように怪我をした学生や、今回の記事のようにナイジェリアからわざわざ来たサイの学生の両親に会われるのかどうかは、その両親が一体サイババさんに会いに来たのか、それとも怪我をした息子に会いに来て、ついでにサイババさんに会おうとしているのかを見極められるんや。それがたとえアフリカからやって来たとしても。
ポニョ：アフリカから帰依者がわざわざやって来ても会われないこともあるんやな。
ヨシオ：昔は誰がどこからやって来ても、列を作って待っていたら会って下さっていたんや。シルディババの時は、誰でも行けば順番に会っておられたし。
ポニョ：だから星やんがシルディババの時の方が良かったと言って嘆いたぜよ。
ヨシオ： そうやったな。あいつは前世の事をしっかり思い出していたもんな。シルディサイの元に行けば誰でもインタビューに呼んでもらえたんや。
ポニョ：でもそれはそのシルディババの帰依者が、次のサイティアサイババの仕事をするために徳を積ませたようなもので、シルディババに縁があった人は、ほとんど今、サイティアサイババの仕事を直接、関節的にやっておられるぜよ。
ヨシオ：関節の字が違うやないか。そう言えば、サイババさんはシルディババは、母親が調理をしているようなもので、サイティアサイババになれば、それらの出来上がった料理を皆に食べてもらうようにテーブルに並べ、プレマサイババの時にそれらの美味しい料理を帰依者たちに召し上がってもらうんやとか言っておられたよな。
ポニョ：という事はプレマサイババの時代に生まれ変わった人が一番美味しいところを食べれるんや。それで、星やんもマイソールで生まれ変わってプレマサイババと一緒に仕事をするんやな。おいらもその時に提灯持ちでもやらせてもらえれば、おこぼれに預かれるかも。嬉しカルカル。
ヨシオ：星やんが生まれ変わったら、もうポニョの事なんか覚えていないやろな。
ポニョ：それはちょっと冷たいでヤンス。ええ友達やったのに。おいらもプレマサイババが用意した美味しい料理を食べたいな。
ヨシオ：サイババさんが言われている料理ってその料理じゃないんや。ポニョは食べることしか頭に無いねんな。
1997 年 2 月２日〜7日
スワミ: タブラ? タブラ?(朝のバジャンで、その学生がタブラを叩いた。)
学生: はい、スワミ。
スワミ: 目はどうして与えられているのかね? 神を見るためではないのかね?
学生: はい、スワミ。
スワミ: では、なぜ君はタブラを叩いている時、空を見ているのかね?
スワミがテルグ語で話していたので、ある学生はスワミのおっしゃることが理解できな かった。その学生がぽかんとしているのを見て、スワミはお尋ねになった。
スワミ: 何語?
学生: カンナダ語です、スワミ。 するとスワミはカンナダ語で話してくださった。
スワミ: (何人かの外国人に向かって)どこから来たのですか?
帰依者: あなたからです、スワミ。
スワミは同じ質問を別の外国人帰依者のグループにもお尋ねになった。彼らも同じよう に答えた。それを聞いて、スワミはV・K・ナラシンハン氏〔高齢の帰依者〕におっしゃっ た。
スワミ: 見なさい、ナラシンハン。どこから来たのかと尋ねたら、私から来たと答えました。彼らがどれほどの信愛を持っているかわかるでしょう。(ある学生 に向かって)マーケティングをしているのですか? 捧げものが来ました。
(それから帰依者の一人を呼んで、その帰依者に向かって)彼はマーケティ ングの学生です。とても良い学生です。11 月の劇(学位授与式での劇)で、 彼は主役でした。3 年前はヤショーダー〔クリシュナ神の養母〕の役を演じました。(その学生を見て)どの劇でしたか?
学生: スールダース〔クリシュナ神の敬虔な信者/スーラダーサ〕です、スワミ。
スワミ: (その帰依者を見て)とても良いシンガーです。とても良い学生です。(サイ大学の副学長の G・ヴェーンカタラーマン博士を見て)副学長、この学生 はどうですか?
副学長: スワミ、良い学生です。
スワミ: (その学生に)彼は君に 2,000 ドルくれます。兄弟の一人はドバイにいて、 君はインドネシアにいます。両親は何と言っていますか? 1,000 ドルは何ルピーですか?
学生: スワミ、1ドルは 35 ルピーです。
スワミ: 1,000ドルは?
学生: 35,000 ルピーです、スワミ。
スワミ: 1,000ドルは35,000ルピー。2,000ドルは70,000ルピー。行きなさい!(別の学生を見て)君は何をしましたか?
学生: MFMです。
スワミ: MFMとは何の意味かね?
学生: 財務管理修士です、スワミ。
スワミ: 一人はマーケティング、一人は財務。どちらもMBA〔経営学修士〕の学生。 行きなさい。(学生たちがいつもバガヴァンといっしょにいたがるので、ス ワミはよく学生たちに「行ってお金を稼いできなさい」と言ってからかう。 これはただ学生たちの反応を見るためである。)
2 月8日
スワミ: (ある学生に)良い学生、良い学生。あなたはどこから来ましたか?
学生: あなたからです、スワミ。 スワミ: そうではなく、どの場所から?
学生: スワミ、ナイジェリアからです。
スワミ: (ある外国人女性をごらんになって)見なさい、この学生はナイジェリアから来ました。(その女性はその学生を見てとても嬉しそうだった。
その学生に向かって)彼女はスイスからです。(別の学生に)君の両親が来ています。 インタビューが欲しいのではありませんか?
学生: はい、スワミ。
スワミ: わかっています、わかっています。両親は君に会いにきました。私にではありません。
学生: いいえ、スワミ、両親はあなたに会いにきました。
スワミ: いいえ、両親は君のためにやって来ました。私に会いにきたのではありません。
2 月9日
スワミ: こんなにたくさんの手紙をよこさないように。時間がありません。〔帰依者
がやって来る〕ラッシュです。人々を満杯に乗せたバスが5台やって来ます。
私はとても忙しいのです。(ベランダの中央で一人の学生に向かって)何が 問題ですか?
学生: スワミ、大学のどのコース(先の進路)を選んだらよいでしょう? B.Com(商 学士)でしょうか、それともMFS(統計経済学)でしょうか?
スワミ: いいや、「Mrs」(ミセス)にしなさい。(スワミはMFSをMrsにもじっ た冗談で、結婚をほのめかした。)
学生: スワミ、どうかおっしゃってください、何を選べばいいですか?
スワミ: いや、いや、何でも君が選びたいものにしなさい。
学生: あなたのほうがよくご存知です、スワミ。
スワミ: おお、そうですか? 座りなさい、水牛〔愚鈍な者のたとえ〕。
近隣にあるアッパラヴァンドラパッリという村での奉仕を終えて帰途に就くサイ大学の OBの学生のグループに向かって、
スワミ: 学生たちは理解していません。君たちは良い働きをしていますが、その良い働きを同じ所でばかりするのはよくありません。そのせいで、他の近隣の村 から来た人々は嫉妬を感じています。本当は、学生諸君は地元で奉仕をすべ きです。ボンベイの学生はボンベイで、マドラスの学生はマドラスで働くべ きです。地元には機会が限りなくあります。働くことはアート〔技術〕であ るのみですが、教育はハートのためのものです。君たちは清潔を保つことと 健康のための習慣について人々を教育すべきです。困っている人たちすべて に君たちの奉仕活動を広げなさい。君たちは皆、単に働いているだけで、ハー トが伴っていません。まず、自分のハートを清めなければいけません。まず セルフ(自分)、それからヘルプ(人助け)です。そうではありませんか? 私 はもっともなことを言っていますか、いませんか?
