須玉日記

母と子、たまに父による写真日記。

ツマグロヒョウモン発見!

2011-11-06 06:03:51 | 動物・昆虫・鳥
2011年11月6日 <父>

10月25日東京都世田谷区にて。道路沿いのランタナで見慣れない蝶を
みつけました。まずは、逃げられる前に一枚。これだとランタナの花の写真
と思われますね。






こちらがじっとしていると、安心したのかすぐ近くの花にやってきました。
広角接写で蝶は目の前にいる感じです。




あとから図鑑で調べて、ツマグロヒョウモンの雌とわかりました。
本来、南西諸島から本州西部にいたのが、生息域を拡大し、現在は関東地方
でも普通にみられるようになったとのこと。以前、テレビで報道していた
記憶がありますが実際にみたのは初めてです。

温暖化の影響かと思ったのですが、食草であるスミレ科植物のパンジーや
ビオラが広範囲に植えられるようになったのが原因のようです。

雌の方が目立つ模様をしていて不思議に思ったら、毒蝶のカバマダラに
似せて外敵から身を守る「擬態」だとわかりました。
種族保存のために必要だったのです。奥が深いですね。

ただ、カバマダラは南西諸島から生息域を広げていないので、擬態をしても
都会の野鳥は、ツマグロヒョウモン♀が毒蝶で食べると不味いと認識してい
ません。

食べ物が豊富で野鳥が少ない都会は、この蝶にとって最も生息しやすい環境
なのかもしれません。
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2 コメント

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雌雄の違い (ohgoe)
2011-11-06 19:50:19
こんばんは!

なるほど雌の方が派手で目立つ模様ですね。
私が8月末に役所の近くで見かけたのは雄でしたから、もっとおとなしい感じでした。
それにしても、今年はいつまでも暖かです。そのせいで虫の世界も様子が違うのでしょうか。
返信する
ブログで確認 ()
2011-11-07 23:48:18
ohgoeさん
8月31日の「日蝕好人☆覚え書き」に載っていたのですね!
ツマグロヒョウモンは雌雄の違いがはっきりしていますが、雌のほうが派手なのには驚きました。
季節はずれの暖かさも今日まででしょうか。そろそろ昆虫の活動も終わりですね。
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