磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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AERA ’11.9.5

2011年11月07日 | 読書日記など
『AERA ’11.9.5』
   尾木和晴・編/朝日新聞出版2011年

特集名 福島の子どもからの手紙



福島の子どもたちからの手紙」 下「」引用。

「原発事故後、放射能と向き合わなければならない日々を過ごす福島の子どもたちが、手紙をつづった。放射能に対する恐れや将来への不安、その中でも決して失わない夢や希望。子どもたちの声を耳を傾けたい。」

テレビと他の県の人たち……。下「」引用。

「TVでは、福島市○○○は安全ですといっているけど、じっさいに、こうえん会にいくと、いろいろな人があぶないと言っています。
 他の県の人達も、福島の子供た、わたしたちを福島県からにがそうと、いろいろなプロジェクトを考えてくれています。」

--「わたしの夢は昨年と全くちがいます」 下「」引用。

「・放射線をなくしてほしいです。
・ひなんくいきにしてほしいです。
・平和な国にもどってほしいです。
・ふつうの子供を産みたいです。
・長生きしたいです。
・本当にだいじょうぶと思っているのか知りたいです。
・もう、じしんの国、日本に、げんぱつをなくしてほしいです。
・ひなんしている人を元気づけたいです。
・みんなが自然のえがおでみんなを元気にしたいです。
・日本中のみんなの力を合わせてふっこうしたいです。
・放射線がなくなって、外で犬をかいたいです。
・しゅくはくくんれんに今の学校の仲間といきたいです。
 お願いします。
 私たちを守ってください。-略-」

「集団疎開を実現して」

「一度も校庭に出てない」

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「福島第一原発の事故は起こるべくして起きた 文書「文書」を独占入手」 下「」引用。

「上から読んでも下から読んでも「ほあんいんぜんいんあほ」。原子力安全・保安院を揶揄して、ネット上にこんな回文が流布して、ネット上にこんな回文が流布しているが、あながち罵詈讒謗(ばりぞんぼう)の類とは思えなくなってきた。保安院が、東京電力の原発事故を未然に防ぐ決定的なチャンスを9年前に逃していたからだ。
 その証拠を示そう。
 保安院は2002年3月に東電から1冊の報告書を受け取った。題名は「福島第一、福島第二原子力発電所 津波の検討--土木学会『原子力発電所の津波評価技術』に関わる検討--』A4判で42ページある。-略-」

「100ミリ説作った機関 前身は広島・長崎被爆者を調査した米機関」 下「」引用。

「発がんリスクの境界線として、突如発表された「生涯累積100ミリシーベルト」。根拠となる調査を行ったのは、元米国機関だった。-略-」

重松逸造。下「」引用。

「実は、重松逸造(しげまついつぞう)氏(93)を真っ先に訪ねるつもりだったが、心臓を患い入院中とのことだった。
 東京帝国大学医学部の卒業し、終戦を海軍軍医大尉として南太平洋のラバウル(ニューブリテン島)で迎えた重松氏は、やがて米ハーバード大学公衆衛生大学院の修士課程を終え、金沢大学医学部教授、国立公衆衛生院疫学部長などを経て1981年から97年まで16年間、日米で協同運営する財団法人放射線影響研究所(放影研、広島市)の理事長を務め、今も名誉顧問だ。
 理事長在任中に、国際原子力機関(IAEA)が、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の被曝障害を調査するために発足させた国際諮問委員会の委員長に就任。国際的な顔ぶれの諮問委だったが、チェルノブイリ周辺の子どもたちを中心に放射性ヨウ素により甲状腺がんが多発しつつあることを把握できなかった。」

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長瀧重信。下「」引用。

「-略-2001年までの4年間、放影研の理事長を務めた長瀧重信(ながたきしげのぶ)氏の門をたたいた。氏は「3・11」後に、被曝障害を恐れる世上を静める発言を続けてもいる。
「世界無二」の調査
 長瀧氏も東京大学医学部を出てハーバード大に留学し、東大医学部助手、同講師、長崎大学医学部教授を歴任し、米独英の医学界から幾つも賞を得た。長崎大学教授の時、世界保健機関(WHO)が実施したチェルノブイリ事故健康影響国際プログラム(IPHECA)に企画委員として参加し、被曝地の甲状腺がん発生率が高いことを確認した。」

なぜ、放影研の長のふたりに会いたかったか? 下「」引用。

「放射線の健康への影響について、内閣府食品安全委員会ワーキンググループは7月26日、「小児については、より影響を受けやすい可能性(甲状腺がんや白血病)があると考えられる」としつつも、被曝障害を起こす生涯の累積線量を「100ミリシーベルト以上」と発表した。その根拠となったのは、数十年にわたって放影研が広島、長崎関係の存命被爆者を対象に続けてきた被爆の人体への影響についての疫学調査である。
 この機関は、被爆による発がんなどが確認されるのは、被曝線量が「100ミリシーベルト以上」の場合と繰り返ししている。この場合の線量とは、原爆が炸裂した瞬間のそれだが、今回の原発事故のように、放射性物質の放出がだらだら続く場合でも、同じ100ミリシーベルトまでは発がんリスクが認められないということだ。
 この調査について長瀧氏は、
「世界無二のもの」
 と述べ、以前から被曝影響評価のグローバルスタンダード(国際的基準)になっていることを力説する。」

「抜けている内部被曝」

嘘をつく長瀧。下「」引用。

「こうした批判を長瀧氏は、
「あの凄まじい外部被曝に比べたら、内部被曝の放射線量は問題ないほどに少ないと考えられる。そもそも当時の医学で内部被曝線量なんて推定できるわけがない。それに疫学調査をABCCが立ち上げたころは、原爆投下から5年もたっている。内部被曝のようなものをどう突き止められたか。内部被曝の研究はこれからの課題だ」
 と、切り返す。」

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重松の後継者たちが委員。下「」引用。

「今回の被曝調査の中核組織として福島県当局が設けた「福島県『県民健康管理調査』検討委員会」の8人 の委員には放影研の児玉和紀(かずのり)主席研究員(疫学)も加わっている。ほかには長崎大学の山下俊一教授(このたび福島県立医大副学長を兼任)、広島大学の神谷研二教授(同)、福島県立大学から2人、独立行政法人放射線医学総合研究所、福島県医師会、福島県庁から1人ずつだ。放影研の児玉氏は現政権の内閣官房政策調査員も務めている。」

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被占領体制の再現……。下「」引用。

「あの被占領期のABCC体制が、数十年を経て今のこの日本に再現されてはたまらない。」

「劇団四季が回った被災地 こんな支援があってもいい」 下「」引用。

「劇団四季が東日本大震災の被災地の学校などを回った。傷ついた子どもたちの胸に、どんな思い出を残したのだろうか。-略-」








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