磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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AERA ’11.8.29

2011年11月07日 | 読書日記など
『AERA ’11.8.29』
    尾木和晴・編/朝日新聞出版2011年

特集名 消された牛乳汚染



「日本の乳業制度が生んだもうひとつの被害 消された牛乳汚染」 下「」引用。

「食品の放射性物質汚染は一見、落ち着いたように見える。牛乳も4月以降、新たな出荷制限措置は取られていない。だが、本当に安全なのだろうか。親たちの不安は募るばかりだ。-略-」

潜行調査。SPEEDIでの予測された汚染地区を文部省がJAEAに指示しただろうという。下「」引用。

「その山木屋地区に幾人かのよそ者がやってきて、点在する酪農家から出荷前の原乳を採取したのは3月16、17、18日だった。文部科学省の外郭団体である独立行政法人(JAEA)と福島県生活環境原子力安全対策課原子力センターの職員たちだった。だが、川俣町役場はおろか県農林水産部にもこの「潜行」は知らされなかった。
 その直後の3月19日、枝野幸男官房長官と厚生労働省は福島県内の原乳の3検体から暫定基準値(1キロ当たり300ベクレル、乳児は同100ベクレル)の3~5倍の放射性ヨウ素が検出された事実を発表した。この潜行調査に基づくものだった原乳と同日、茨城県産ホウレンソウの暫定基準値超えも発表され、その後の畜産物放射能汚染浮上の始まりとなった。
 だが、川俣町の住民が激怒しているのは、この検査や結果が寝耳に水だったからだけではない。その発表の際、原子力災害対策本部と文科省は原乳の詳しい産地もその地点の放射線量も伏せたままだった。山木屋地区の住民は避難指示も出されず、高い放射能の中に放置されたのだ。」

検査単位を変更。「希釈が目的ではない」←? 下「」引用。

「そんな中で4月4日、原子力災害対策本部からある見解が発表された。原乳検査の試料の採取は個別の酪農家からではなく、「クーラーステーション又は乳業工場単位」にするとの「考え方」が示され、関係自治体は一斉にこの政府方針に従った。-略-」

↑の結果、「不検出」に。

だが牧草も広い範囲で汚染。

「福島の子どもをどう守る 「甲状腺検査」の意味不明」 下「」引用。

「福島第一原発から放出された放射性物質によって、福島県の子どもたちが甲状腺に被曝していることが改めて確認された。「問題ないレベル」と原子力安全委員会は言う。しかし、保護者が健康リスクを知るために必要な値が示されることはなかった。-略-」

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「首都圏・北関東・福島72自治体給食調査 国が安全と言えば安全」 下「」引用。

「子どもにだけは極力取らせたくない。放射性物質について、親は切実に願っている。
そんな親たちの手が及ばないのが学校給食。72自治体の対応を調査した。-略-」

「使い続ける地元食材」 下「」引用。

「今回の原発事故を受けて、食材の調達先を福島原発からより遠方に変える動きはわずかだ。調査では、原発事故後に食材の納入業者や方法を変えたかたについては尋ねたが、変えたと答えたのは東京都中野区(「都内の市場を通して納入することを徹底」)だけ。福島県内ですら地元の食材が給食に使われ続けている現状だ。
「食材の産地は決めず、生鮮品はその日に手に入る中でいいものを調達しています」
 そう話すのは、福島市教育委員会の担当者だ。食材の産地は、献立表や給食だよりで前月分を明らかにしていると言う。
「保護者からは『県内産のものは給食に出さないでほしい』という声も多く届いていますが、国の検査結果に基づいて食材を購入していることを伝えています。納得してもらえず、おしかりを受けることもありますが……」-略-」

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「食育は弁当でも可能」

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「大家族と異端でさらば「原発」 78歳 菅原文太vs 84歳 鈴木孝夫」 下「」引用。

「原発の行く末が定まらない今、エネルギー過剰消費社会からの転換が迫られている。私たちが生き方を見直すにはどうすればいいか--。日本映画の一時代を築いた俳優の菅原文太さん(78)と、動植物に詳しく早くから節約・節電の文明を論じてきた言語社会学者の鈴木孝夫さん(84)が信州の森の中で語り合った。-略-」








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