磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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証言昭和二十年八月十五日-敗戦下の日本人-

2008年09月05日 | 読書日記など
『証言昭和二十年八月十五日-敗戦下の日本人-』
   安田武、福島鋳郎・編/新人物往来社1973年

いろいろな本からとってきた文章を集めたものです。



広島文理科大学の藤原武夫は放射能の測定をしていたという。下「」引用。

「広島文理科大学のX線専攻の藤原教授は、次のような中間報告もされました。九月にはいってからの中国新聞に載ったものなのです。
「この他異例を往々耳にするにつけ、放射性物質の飛散には、濃淡があるのではなかろうか。爆発後日にもまだ相当強力な放射能が潜在しているのではないかとの疑いを持った。そこで当日、火の玉が注いだという翠町官舎通り東部の現場に出かけ、放射能を測定して見たところ、かなりな濃度のものを含有していることがわかった。-略-」

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九大医学部の医学班。下「」引用。

「八月二十九日、長崎に入った九大医学部の沢田内科班は、罹災現場や救護病院で活動していましたが、ウラニュームの人体にあたえる影響を、次のように発表しました。
「原子爆弾が人体にあたえる問題を、三段にわけることができる。第一期は即死であり、第二期は疑似赤痢患者の如き下痢症状を起し死ぬもの、第三期としては現在救護所に入っている皮膚面に対して大きくない負傷、すなわち火傷なしに死亡するものである。この第三期的患者の主症状は、歯茎から出血し、貧血症状を呈し、毛髪が脱落し、咽頭部に潰瘍を起す。あるものは喀血、吐血、血尿、血便となり、皮膚面に点状出血をなし、血液は一立法センチ中の白血病数が二百及び三百となる。-略-」

--嵯峨根遼吉
カリフォルニア大学のローレンスのもとで研究していた嵯峨根。
--サイクロトンは何の役にも立たないといわれていたという。下「」引用。

「その頃先生はよく僕に『君がアメリカ人なら、莫大な給料で傭いに来るんだがね。引張り凧なだが……しかし君は日本へ帰らなければならない』と言っておられた。」

--『科学に国境なし。されど科学者に祖国あり』。
これはパストゥールの言という。

「本間中将・死刑執行」、「山下大将・死刑執行」などの文章もありました。


--「特殊慰安婦R・A・A」糸井しげ子・著。
特殊慰安施設協会

こんなことをした政府……。今も、思いやり予算、無料給油……。













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