磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原子力への視点-欧州はいま-

2008年09月05日 | 読書日記など
『原子力への視点-欧州はいま-』
  芳賀徹・著/日本電気協会新聞部電気新聞事業開発局1988年

エネルギー危機ではなく、エネルギー革命の時代と今いう人たちがいる。
また、地球温暖化で、二酸化炭素だけを悪役にするというゲーム。
まさか、環境問題をいいつつ、原発推進になるとは思えなかった……。
--どうやら、フランスなどは、このミスディレクションで儲けるつもりだろうなあー。
この本を手にして、今のことも考えた……。



現地報告だと、「はじめに」に書かれてありました。下「」引用。

「 これはただの「現地報告」である。原子力についての解説書ではないし、論文、資料集の類でもない。一九八八年の初夏、六月から七月にかけて欧州六カ国で記者が見聞きした事柄を、ほぼ時間通りに書き継いだレポートである。話の中には原子力関係者のほか地方自治体の長、学者、反原発派、国際機関のスタッフ、農民、政治家、エンジニア、その他数多くの人々が登場する。」

IAEAの日本人……。下「」引用。

吉田(※康彦)さんは、NHKに長年勤めたのち国連広報局に入り、一九八六年の春、IAEAの広報部長に就いた。「内定一カ月後にチェルノブイリ事故、その直後に赴任」「軍縮セミナーから一転、平和利用とはいえ、原子力推進の立場になった」と笑う。
 IAEAの日本人職員は現在三四人だが、このうち正規職員は一八人。残りは政府や日本の企業・団体が費用を負担する「コストフリー」の職員。日本の分担金は米国に次いで二位(一一%強)なのに、正規職員の数は二%そこそこ。しかも「ようやく慣れたころに出向元に帰ってしまう」。」

INDEX

石化した発電所がイタリアにあるという。下「」引用。

「先週は「死んだ発電所」(ツヴェンテンドルフ)。今週は工事なかばで「石化した発電所」を見ることになった。-略-モンタルト・ディ・カストロ発電所(BWR=沸騰型軽水炉、一○○万キロワット級×二基)はローマの北西約一一キロ。一九七七年一月に着工した九○年には完成の予定だったが、工事が全体の四分の三まで進んだところで国民投票、そして原子力モラトリアム法案。主要機器はほぼ据え付けが終ったが、建屋の外観はちょうど半分できあがった印象。そこで建設工事の「時計」が止まってしまった。」

「BBC軍団」は、○○団のようです……。下「」引用。

「BNFLの広報は「BBC軍団」で固められているようだ。報道主任のフィリップス氏もBBC出身。「攻守ところを変えたわけでね。私も一○年この仕事をやっているが、本当にきつかった。これはクリケットのゲームじゃない」
 夜、酒を飲んでいる時、フィリップス氏の目が一度だけ険しくなった。「今年になって実に不愉快きわまることがあった。みんな猛烈に腹をたてている。ある日本の雑誌がセラフィールドの中傷記事を載せた。全く根も派もないことばかりだし、第一、われわれのところに取材にも来ていない。日本のジャーナリズムはみんなあな具合なのか?」

記者なら、記事で勝負しろ!
--そういいたいですね……。

フランスは電力輸出国であることも書かれてありました。












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