『福島原発人災記-安全神話を騙った人々-』
川村湊・著/現代書館2011年
もちろん、中曽根や正力ことは書かれてありましたよ。
【原子力村長】秋元勇巳(“死の灰商人”)のことを、もっと知りたいと思いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/32/fdd6f6a752dce332c58e11f569b4121f.jpg)
住田謙二(大阪大学名誉教授)「地球環境への原子力の寄与をどう推進するか」。
「全文を引用(コピペ)したほうがフェアだろう。」
定席のポストを分け合っているという(原子力安全委員会)。下「」引用。
「委員長は、東大工学部教授の定席のポストとなっていて、前任の鈴木篤之も、現在の班目春樹も、東大工学部教授である。名古屋大、広島大という国立大学教授が、委員ポストを分け合い、たぶん東北大、大阪大、九州大、東京工業大などが、その交替の時期を待っているのだろう。日立は、日本の原発の三大メーカーの一つで、後は東芝と三菱重工業である。これも、3社による割り当てポストなのだろうか。」
学会のボスと走狗。下「」引用。
「鈴木篤之や衣笠善博のような学界のボスと、それに忠実な走狗としての追従者という構図が、原子力ビジネスと伴走する原子力学界(あるいは地震学界)には存在するようだ。」
プルサーマルの論客。下「」引用。
「プルサーマルも、高速増殖炉も、世間に雑音に煩わされることなく、GOとすべきだというのが、原子力委員会の近藤駿介の立場であり、もちろんこうしたスタンスでなければ、彼が原子力委員会の委員長になれることもなかっただろう。この近藤駿介をはじめとして(鈴木篤之を、嚆矢としたほうがいいかもしれないが)、東大の「原子力工学」の出身者には、班目春樹、関村直人、大橋弘忠、宮健三(法政大学客員教授)など、原発推進、プルサーマル推進の論客が多士済々だ。「原子力工学のボス」がいて、次々と、猿山のボス猿のように弟子たちに代を引き継がせてゆく。-略-」
【原子力村長】秋元勇巳(“死の灰商人”)。下「」引用。
「要するに、秋元勇巳という男は、原子力商売、ウラン商売で金儲けしようとする旧財閥企業の番頭(社長経験者だが)であって、世界の原発商売、原子力ビジネスを牛耳っているフランスから勲章を貰えるほどの“死の灰商人”だったのである。政治家・実業家・産業人・技術屋・学者などの有象無象が集まって、原発建設と推進で甘い蜜を啜っている連中を「原子力村」というのだそうだが、秋元勇巳はさしずめ、その「原子力村」の村長さんといったところだろう。死の灰と札束を身にまとった彼には、藍綬褒章もレジオン・ド・ヌール・シュバリエ章も、よく似合うことだろう。
こんな男が、「原子力文化」などといういい加減な文化の振興を担うだなんて!」
日本原子力文化振興財団。下「」引用。
「こうして、日本原子力文化振興財団は、行政・業界・民間の総力を集めて、原発推進の宣伝・広報に日夜努めている。2010年度の財団の収入は約9億円であり(原子力マネー、原子力予算のごとく一部だろう)、この他に3億円あまりが、政府からの交付金として渡されている。その支出で注目されるのは、『朝日新聞』、『読売新聞』などへのコラム提供や大きな紙面広告、それに放送局への番組やCM提供、シンポジウムや講演の主催など(『リング』などの小説家・鈴木光司、エジプト考古学者・吉村作治などが常連講師である)、のマスメディアに対するアメだろう(麻薬といっていいかもしれない)。」
日本原子力文化振興財団の理事(故人も含む)。下「」引用。
「理事のなかにSF作家の豊田有恒がいるが、上坂冬子、元朝日新聞記者・大熊由紀子らが、この「日本原子力文化振興財団」の“お抱え”の物書きだったと、広瀬隆は指摘している。-略-」
アナウンサーや論説記者など……。下「」引用。
「(木元教子が原子力委員になったり、福島敦子が、原子力安全キャンペーンの講演の講師をしたりしている)、反原発的な番組どころか、原発の事故という客観的事実の報道さえなかなかできないのだ。」
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鈴木篤之は前々世紀の空想的科学者の「永久運動」を妄想しているという……。
【悪書】『プルトニウム』鈴木篤之。下「」引用。
「風評被害からプルトニウムを守り、擁護すること。この“博士の異常な愛情”は、プルトニウムが、いかにエネルギー効率のよい核燃料であるかとか、再利用が可能なエネルギー源であるとか、ラジウムと比べていかに毒性が少ないかを“科学的”に証明し、弁護しようとしているのである。素人考えでも、放射能をわざわざ作る必要はない。」
原子力ライブラリの所蔵リスト(独立行政法人原子力安全基盤機構)。下「」引用。
「広瀬隆の著書はもちろん、高木仁三郎や田中三彦、そして、反原発派である原子力資料情報室の刊行物は、まったく見あたらないのである。こんな連中のために、昨年は207億円という交付金が、私たちの税金のなかから浪費されているのである。」
班目春樹。下「」引用。
「3月22日に行われた参議院予算委員会において、社会民主党の党首・福島瑞穂は、原子力安全委員会の委員長・班目春樹に、「原発事故が発生した12日、菅首相といっしょにヘリコプターに乗って事故現場を視察し、その際に菅首相に『水素が発生しているかもしれないが、大丈夫だ』と、説明したのか」と問い詰め、「それが菅首相の初動の対策に影響を与えたのではないか」と問い糺した。班目は、「水素が発生しても、格納容器のなかだけで、建屋に出ていかないので大丈夫だといった」としどろもどろの答弁をし、「そのことが首相の判断に影響したとは思わない」という責任逃れの答えをした。」
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「社団法人 原子力安全協会[JAIF]会員名簿(平成23年3月16日現在)」
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目 次
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川村湊・著/現代書館2011年
もちろん、中曽根や正力ことは書かれてありましたよ。
【原子力村長】秋元勇巳(“死の灰商人”)のことを、もっと知りたいと思いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/32/fdd6f6a752dce332c58e11f569b4121f.jpg)
住田謙二(大阪大学名誉教授)「地球環境への原子力の寄与をどう推進するか」。
「全文を引用(コピペ)したほうがフェアだろう。」
定席のポストを分け合っているという(原子力安全委員会)。下「」引用。
「委員長は、東大工学部教授の定席のポストとなっていて、前任の鈴木篤之も、現在の班目春樹も、東大工学部教授である。名古屋大、広島大という国立大学教授が、委員ポストを分け合い、たぶん東北大、大阪大、九州大、東京工業大などが、その交替の時期を待っているのだろう。日立は、日本の原発の三大メーカーの一つで、後は東芝と三菱重工業である。これも、3社による割り当てポストなのだろうか。」
学会のボスと走狗。下「」引用。
「鈴木篤之や衣笠善博のような学界のボスと、それに忠実な走狗としての追従者という構図が、原子力ビジネスと伴走する原子力学界(あるいは地震学界)には存在するようだ。」
プルサーマルの論客。下「」引用。
「プルサーマルも、高速増殖炉も、世間に雑音に煩わされることなく、GOとすべきだというのが、原子力委員会の近藤駿介の立場であり、もちろんこうしたスタンスでなければ、彼が原子力委員会の委員長になれることもなかっただろう。この近藤駿介をはじめとして(鈴木篤之を、嚆矢としたほうがいいかもしれないが)、東大の「原子力工学」の出身者には、班目春樹、関村直人、大橋弘忠、宮健三(法政大学客員教授)など、原発推進、プルサーマル推進の論客が多士済々だ。「原子力工学のボス」がいて、次々と、猿山のボス猿のように弟子たちに代を引き継がせてゆく。-略-」
【原子力村長】秋元勇巳(“死の灰商人”)。下「」引用。
「要するに、秋元勇巳という男は、原子力商売、ウラン商売で金儲けしようとする旧財閥企業の番頭(社長経験者だが)であって、世界の原発商売、原子力ビジネスを牛耳っているフランスから勲章を貰えるほどの“死の灰商人”だったのである。政治家・実業家・産業人・技術屋・学者などの有象無象が集まって、原発建設と推進で甘い蜜を啜っている連中を「原子力村」というのだそうだが、秋元勇巳はさしずめ、その「原子力村」の村長さんといったところだろう。死の灰と札束を身にまとった彼には、藍綬褒章もレジオン・ド・ヌール・シュバリエ章も、よく似合うことだろう。
こんな男が、「原子力文化」などといういい加減な文化の振興を担うだなんて!」
日本原子力文化振興財団。下「」引用。
「こうして、日本原子力文化振興財団は、行政・業界・民間の総力を集めて、原発推進の宣伝・広報に日夜努めている。2010年度の財団の収入は約9億円であり(原子力マネー、原子力予算のごとく一部だろう)、この他に3億円あまりが、政府からの交付金として渡されている。その支出で注目されるのは、『朝日新聞』、『読売新聞』などへのコラム提供や大きな紙面広告、それに放送局への番組やCM提供、シンポジウムや講演の主催など(『リング』などの小説家・鈴木光司、エジプト考古学者・吉村作治などが常連講師である)、のマスメディアに対するアメだろう(麻薬といっていいかもしれない)。」
日本原子力文化振興財団の理事(故人も含む)。下「」引用。
「理事のなかにSF作家の豊田有恒がいるが、上坂冬子、元朝日新聞記者・大熊由紀子らが、この「日本原子力文化振興財団」の“お抱え”の物書きだったと、広瀬隆は指摘している。-略-」
アナウンサーや論説記者など……。下「」引用。
「(木元教子が原子力委員になったり、福島敦子が、原子力安全キャンペーンの講演の講師をしたりしている)、反原発的な番組どころか、原発の事故という客観的事実の報道さえなかなかできないのだ。」
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鈴木篤之は前々世紀の空想的科学者の「永久運動」を妄想しているという……。
【悪書】『プルトニウム』鈴木篤之。下「」引用。
「風評被害からプルトニウムを守り、擁護すること。この“博士の異常な愛情”は、プルトニウムが、いかにエネルギー効率のよい核燃料であるかとか、再利用が可能なエネルギー源であるとか、ラジウムと比べていかに毒性が少ないかを“科学的”に証明し、弁護しようとしているのである。素人考えでも、放射能をわざわざ作る必要はない。」
原子力ライブラリの所蔵リスト(独立行政法人原子力安全基盤機構)。下「」引用。
「広瀬隆の著書はもちろん、高木仁三郎や田中三彦、そして、反原発派である原子力資料情報室の刊行物は、まったく見あたらないのである。こんな連中のために、昨年は207億円という交付金が、私たちの税金のなかから浪費されているのである。」
班目春樹。下「」引用。
「3月22日に行われた参議院予算委員会において、社会民主党の党首・福島瑞穂は、原子力安全委員会の委員長・班目春樹に、「原発事故が発生した12日、菅首相といっしょにヘリコプターに乗って事故現場を視察し、その際に菅首相に『水素が発生しているかもしれないが、大丈夫だ』と、説明したのか」と問い詰め、「それが菅首相の初動の対策に影響を与えたのではないか」と問い糺した。班目は、「水素が発生しても、格納容器のなかだけで、建屋に出ていかないので大丈夫だといった」としどろもどろの答弁をし、「そのことが首相の判断に影響したとは思わない」という責任逃れの答えをした。」
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「社団法人 原子力安全協会[JAIF]会員名簿(平成23年3月16日現在)」
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