磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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昭和史を学ぶ高校生たち-ヒロシマ研究旅行と昭和史学習-

2008年09月07日 | 読書日記など
『昭和史を学ぶ高校生たち-ヒロシマ研究旅行と昭和史学習-』
   亀井博(法政大学女子高等学校教諭)・編著/平和文化1990年

現状認識もできずに、「平和! 平和!」とただ叫んでいるだけでは、むなしいかもしれないと思いました……。



現状認識もでき、ヒロシマのことも、よく研究されている高橋さんの文章があります。
--高橋さんは、被爆者でもあり館長でもあった人ですね……。下「」引用。

「ヒロシマの心いつまでも--継続は力なり
        高橋 昭博
 「原子力潜水艦一隻の核破壊力だけで、第二次大戦と同じ規模の破壊を数回繰り替えことができる核戦争に勝ち負けはない」と、ゴルバチョフ・ソ連大統領は、一九八七年に書いた『ペレストロイカ』という本の中で述べている。
 例えば、アメリカのトライデント型原子力潜水艦には、二十四基のミサイルが搭載可能で、一基に八個の核弾頭がつけられる。つまり、百九十二個の核弾頭が一隻に積まれている計算になる。言わば、海の中から百九十二都市を一斉に核攻撃できるわけである。もとより、一個の核弾頭は広島型の何十倍もの威力を持っている。-略-
 現代の若者たちは、まさに、危険な核時代に生きていると言っても過言ではない。私たちが体験した
戦争の時代より、現在の法がもっと危険であり、広島・長崎に投下された原爆より、いまの核兵器の方が威力は絶大であることを、若者たちは知らなければならない。「まぎれもなく危険な核時代に生きているんだ!」という危機感を持たなければならない。「平和だ! 平和だ!」と、バラ色の広がる時代ではないことを、若者たちは自覚すべきである。-略-
 「ヒロシマ研究旅行が」が、これからも継続され、戦争や核兵器の残虐性をとおして、生徒たちがヒロシマに学び、生きることの意味を問い続け、自身の生き方までをも変革させることにつながれば……と、私は、心から願わずにはおれない。」

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「自由だ!」「平和だ!」
--そう思い込ませようとする大手マスコミもあると思う……。
その裏では、ファシズム(反民主主義)であり核保有論者までいる……。
人生はゲームの人たち、現状認識もゲームをするためだけのものなのだろう……。

「原爆遺物」を集めるという……。下「」引用。

「原爆ドームのすぐわきを流れる元安川。河原の石の魔には、いまだに高熱で溶けたガラス、変色した金属ボタン、表面がガラス質の粒状に変化したカワラなどがちらばっている。この“原爆遺物”を集めるのも、平和ゼミの大きな活動の一つだ。四月から毎週土・日曜は河原に集合、スコップや小さなクワで、これまでに数千個の原爆ガワラを掘り出した。」

--港内文化祭(オレンジ祭)に原爆展を行う(1983・10)
よく見る原爆のパネルだけでなく、生徒たちの活動でとられたであろう写真も模造紙にはり展示しているようだ。創意工夫が大切でしょうね……。

「戦争と女性--従軍看護婦の人生」が書かれてありました。下「」引用。

「戦局の不利が伝えられる中、白衣は攻撃の対象にされるため軍服を着替え、頭も丸坊主にされ、顔には墨を塗って逃げたそうです。」

「軍部独裁」の歴史の流れ……。下「」引用。

「昭和史のなかで、軍部独裁政治をうちたてる上において、決定的役割を果たした「二・二六事件」についてたずねてみました。」

「平和の女神」というのは、間違いだろうと思います……。下「」引用。

「このことは、母親とされる彼女たちだけがもっている特権でもあるのです。〈平和の女神〉はいても〈平和の男神〉がいないのはこうした意味をふくんでいるのではないでしょうか」

女性にもサッチャー英国首相のような人物がおり、多くの人が殺された。
今の日本にも利益をえるために、軍国主義につく有名女性キャスターたちもいる……。








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