磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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私の手を握ってください

2008年02月04日 | 読書日記など
『私の手を握ってください
  --広島・原子野を生きて』
       山口澄夫・著/鉱脈社h元年

著者はこう書かれています。下「」引用。

「原爆の衝撃がいかに大きかったか、四十年以上たった今でも昨日の出来事のように鮮やかに思い出されて、するすると筆がすべる、そんなふうに書いた一文である。
 私は、政党、宗派、社会体制には全く関係がない、「二度と被爆者を作らない」という純粋な意味での、原爆・水爆反対、禁止を訴えたい。」




広島第二陸軍病院の一○棟に入院されていたとき、被爆されたようです。

広島市基町にあり、爆心地から約一キロメートル。

あまりにも近距離であったため、生存者がおらず、なかなか証人になってくれる方もおられなかったようです。

新聞広告までされたようです。


暁部隊では、船舶特攻隊の訓練を受けておられたようです。

軍医がこんなことを語られたそうです。どうしてか? ボクにはわかりません。下「」引用。

「前記の軍医の証言の中に「蛆は膿を食べてくれるのでとらないように指示が出された」と書いてあったが、うじがわくと痛がゆくて臭くてたまらなかったので、自分で処理できるものはみな取っていた。」


この本のタイトルは、この文章から来たようです。下「」引用。

「ナイチンゲールの博愛の思想をもった彼女は特に純粋そのもので、奉仕だけに生きているような女性だった。
 そんな彼女が死ぬ何日か前に、
「私の手を握って下さい」
 といったのには相当の勇気がいったことと思われる。」









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