磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

平和の探求・手塚治虫の原点

2008年12月25日 | 読書日記など
『平和の探求・手塚治虫の原点』
   石子順・著/新日本出版社2007年

学問というか、商品を売るためでなかったら、当然あっていい批判精神がない。
--手塚治虫も神ではない。それよりも、手塚治虫の精神を受け継いで、具体的に現実的に展開していっていただきたいものです。



手塚治虫批判の本もあります。

戦争のある暮らし

ガラスの地球を守れというのなら、環境にも配慮ですね……。

ロボットを差別という表現も、ある意味、そうだろうと思う側面もあります。

しかし、ロボットで雇用を失う社会問題もある……。

ディズニーなどでは、害獣のネズミを差別しないでアイドルに。

--でも、その外では人間がホームレスになり、寒空に……。
これを偽善といわずして……。環境破壊もしているディズニー……。


中沢啓治のことが書かれてあります。下「」引用。

「まったく無名だった中沢啓治の処女作品「黒い雨にうたれて」に出会ったときのショックと感動はいまでも忘れることができません。この作品を『東大新聞』に紹介して中沢啓治の怒りを私は大弁しました。中沢啓治の黒いシリーズをまとめて出版する手伝いもしました。こうして、『週刊少年ジャンプ』に「はだしのゲン」の連載がはじまったのでした。
 漫画はいつも日本の戦争を批判し、平和を主張してきました。手塚治虫が、四十年間漫画を描きつづけてきたなかで一つの大きなテーマは「戦争反対」であると書いています。この面でも手塚治虫はリードしてきたのです。-略-」

中沢さんは『スパーク1』(『少年画報』)でデビュー。

「黒い雨にうたれて」は原爆物の初では?


--手塚治虫は基本的人権を大切にしたかったようだけど……。

それは、本当だろうか?

「ジャングル大帝」などは、当時から批判されている……。

時代というのも、当然あるだろうが……。

「りぼんの騎士」も、本当に平和を求めていたのだろうか?

ヒーローやヒロインが平和をつくり、それを与えられるものとしてたら、それは偽善ではないか?

基本的人権というが、民主主義的なものではないようにボクには思える……。

構造的暴力をなくしていくことが、現実に基本的人権も守ることだろうと思う……。

それに手塚治虫は何をしたのだろうか?

ねずみや、ロボットに人格を与え、ヒーローやアイドルにしたとしても、それは現実ではない……。

空想を楽しむことだけが、基本的人権を大切にすることだろうか?

そして、道路で寝ている人たちがいても、それは政治が悪い!

といっているだけのセレブでは、どこかの元大臣の学者とそう変わりがない気もする……。

--空想(快楽)だけを楽しむ人たちを、政治に利用しようとする人たちも……。

世界に受け入れられたかもしれないが、いい面だけではないはずだ……。


批判を乗り越えてこそ、発展もあるのでは?








index






エンタメ@BlogRanking




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。