磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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核戦争の危機と日本

2008年08月08日 | 読書日記など
『核戦争の危機と日本』
   服部学・監修/学習の友社1982年

よくもまあ、こんなことで平和が維持されていると思えるものだ……。
--核戦争の芽をつまないと、平和など維持できるわけがないですね。



--1966年国連、ウ・タント事務総長は、70年代を「軍縮の十年」と決議。
そして、1978年第一回国連軍縮特別総会の最終文書、第4項。下「」引用。

「一九六九年、厳粛に宣言された軍縮の十年が終わろうとしている。残念ながら、軍備競争はますます激しくなっており、これを抑えようとする努力をはるかに上まわっているので、当時総会で設定された目標はずっと遠くなったように見える。たしかにいくつかの限られた協定は結ばれたが、『核軍拡競争の速やかな停止と、核軍縮のための効果的手段』はまだ人類の手の中に入っていない。」

1981年8月、レーガン大統領は中性子爆弾の生産再開を命令した。

--原潜のこの異常なことは書いたが、さらにあったようだ……。
ひどい冗談のような防衛……。下「」引用。

「ポラリス方の原潜は、日本近海の深度一○○メートル前後の比較的浅いところを、つねに移動しながら、一六基、一六○発の弾頭を定められたソ連領内の目標に四六時中ピタリと照準を合わせている。それは、指令が入りしだいボタン一つで発射できるためだ。
 このポラリス型原潜をマークして、数キロの距離を保ちながら、ソ連の攻撃型原潜が配置につき、対潜水艦用核兵器の照準をポラリス原潜に合わせている。何かあった場合、ポセイドン型ミサイルが発射される直前にポラリス型原潜を撃沈するためだ。
 このソ連の攻撃型原潜をマークして、アメリカの攻撃型原潜が数キロの距離を保ってポラリス型原潜を護衛している……。
 ソ連の戦略原潜タイフーンにたいしても、これとまったく逆の配置がとられている。
 そして、空にはアメリカのP-3C、海上自衛隊のP-2J(これも近くP-3Cに変わる)が対潜哨戒にあたっている。」

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核実験では被爆者が増えていることも書かれてあります。

「治療と切り離された原爆障害調査」というタイトルでは……。下「」引用。

「遺伝にかんする調査・研究はけっして多くはなく、しかも主要なものは、ABCC(アメリカ「原爆傷害調査委員会」の英文略称)によるもものであるのが特徴である。-略-けっしてまちがったものではない。-略-」

隠蔽体質のところでは、そんなに信用できるデーターは生れないとボクは思う……。

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「灰色兵器」という表現があるらしい……。下「」引用。

「この戦域核兵器を灰色兵器という人もいる。本来、「灰色兵器」といっていたのは、核・非核両用に仕様できる兵器のことだった。」

トマホークもそうだろうと思う……。









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