磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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青木文庫 原子雲の下より-詩集-

2008年08月08日 | 読書日記など
『青木文庫 原子雲の下より-詩集-』
   峠三吉、山代巴・編/青木書店1952年、1971年

どうも、峠三吉と他の人とはボクの頭では一線を画するものがある。
峠三吉は微妙なことも理解しているようにボクには思える……。



宗教の悪い面をかいている……。下「」引用。

「このような市民の陰鬱な状態のうえに、「原子爆弾の使用はアメリカ人、日本人の数十万--おそらくは数百万の生命を救った……」(K・T・コンプトン博士)というような、あたかも原爆が平和のためにやむをえずに使われたものであるという欺瞞的な宣伝がなされた。(真宗の広島と、カトリックの長崎が選ばれたということは、そのために一層効果的であった。)」

しかし、これも全てではない。
--短所が長所にもなれば、逆もありえる……。
民主主義の多様性を認めるというのは、悪くなることを防ぐことにもなることだろう……。
--それは、相手も納得してくれるものだろうとボクは信じている。
そして、当然、人権などは守らないといけないことだろうとも思う……。

今年のテレビ番組で、TBSでもNHKでも、ナガサキを撮影した米軍関係者のことを伝えていた……。
--ナガサキだからあったのではなかろうかと思った……。
これは良い面であると思う……。
--良い面はこわしたくもないとボクは思う。

時代によって、これらのことも意味あいが変わってくることだろう……。

万能感でみていたら、大きな間違いを犯すだろうとも思う……。


この書くこともボクは受容できる……。 下「」引用。

「この中に鳴りひびている声は、永い戦争の圧迫と、七年間の欺瞞にもまぎらわれさず、あの炎と血と涙のしみついた体からじかに生れ出たものであり、原爆がどのような意志により誰の上に落とされ、それが歴史上どのような意味をもつか、それにたいしてわれわれはどうすべきか、ということを深く体得した声である。戦争をしかけた者が罰せられねばならぬ以上、原爆投下をもくろみ、あらゆる悲惨を承知の上でこれを実行したものはかならずともに罰せられねばなるまい。」

「折鶴の会」の河本一郎の詩もある

--老婆のなげき
ピカドンが日本に隠してあり、朝鮮にも送られたという……。









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