磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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095 まるでソ連

2007年07月13日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

四章、ゼロサム社会




095 まるでソ連


「みんなの悪いところを批判するんだ。批判するということは民主主義の世界では大切な精神なんだって……、ぼくは好きになれない」

「まるで、ソ連みたいだなあー。もう、そんな国はなくなったけどね……」

「批判会で批判されると、悪いとみんなが決めた場合には、イエローカードをもらうんだ。それで、批判会でほめられた場合はグリーンカードをもらうことになっているんだ。そのカードを集めるのは班単位でさあー。後ろの壁に成績が貼ってあるんだよ」

「それは民主主義ではないよ。それは全体主義よ。みんなのことを考えているようで、一人ひとりのことは考えていないのよ。民主主義とは違うわよ」

「それは民主主義ではないんだよ。ひとりひとりの人権を考えていないし、批判をするのではなく、相手のことを思って助言するのが友人ってものだよ。友達の前じゃ、相手のプライドを傷つけてしまうものじゃないのか?」

「そうだと思うけど……。でも、先生の民主主義の教育なんだよ。ぼくが反対できると思う?」

「できるわけないわよね。いじめられっ子なんですものね」

「それだけならいいけど、ぼくが“いじめ”を受けていることも、秘密にするんだと言われているんだよ。そうしないと、先生は管理責任になるし、いじめている者も、まるで悪いことをしていることになるって、みんなが言わなければ、何の問題はないってさ……」

「えっえっ……、それじゃ、確信犯じゃないの、それは教育じゃなくって犯罪よ」

「そのとおりだ、うすら寒い話をきいたものだよ」

「それも、ナチスと同じ組織犯罪だね」

「どうしたら、いいのかしら……。そんなクラスに毎日、よく通っているわね」

「だから、あの向こうの木の下で首をつろうと思ったんだ」

「それは仕方がないことかもしれないわね。わたしだって、あなたの立場にいたら、そんなことをしそうだわ。本当、信じられないわあー」








閑話休題

--まるでソ連。

すべては悪いのは、下のもの……。


チェルノブイリ事故でも、

現場の責任にした。

事故はすべて現場でおきるから、

お偉いさんたちは、

罰せられることもない。

そもそも、そんなシステムだからこそ、

事故がおきる。

それは、世界のあっちこっちで、

事故をおこした原潜にもいえる

ことらしい……。

日本も現場の責任ばかりで、

ひどすぎると思う……。

そもそも、原発は人間に

扱えるものではないと、

高木仁三郎など……。

--大きな事故がおきたら、

戦争よりもひどい場合も、

想定されるものですね。

ちなみに、ソ連も日本と同様だったという。

いつものことは忘れないでください。










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