磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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279 聖母子の聖戦!無宗教者から教えられる

2008年09月06日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


八、浮気は女の甲斐性よ!




279 聖母子の聖戦!無宗教者から教えられる


オカネスキーは、いい言葉だと思った。

茜が帰ってくると、さっそく話した。

>もし、大使徒ペテロがそこにいたらいうだろう。

>「私はイエスを守ろうとして、剣をつかった……」

>それこそ、聖戦ではないか!

>そのことを忘れている愚民ども……。

>イエスは大使徒でさえも、いさめて、傷つけた者の傷をその場でなおした……。

>傷の痛みをしる、愛の神は、戦争など望まないのである。

「気合いが入ってないわね! 聖戦は十字架にかかることでしょう」

「十字架でござるか?」

「そうよ、何を考えているのよ。イエスの聖なる闘いは、十字架について、神の子の証をすることでしょう。そして、その殺されていくのを聖母マリアは苦しんでみるんでしょう」

「そうでござった……。拙者、すっかり忘れていたでござるよ」

気合いが入って、ござるが出てござる。

「戦争なんかしないのよ。それでも殺されていくのよ。それをじっと、聖母マリアは見ていたっていうじゃない?」

「それだけではござらぬ、十字架についたイエスは聖母に語りかけたでござる。“母よ、これがあなたの子です”」

「それは勇気ある言葉ね、そして母を信じている言葉でもあると思うわよ」

「そして、十字架についてイエスは死ぬでござる。しかし、三日後によみがえるでござるね」

「そうよ、イエスを信じる人たちも、天国で親子がめぐりあえるのよ。でも、口でいくら信じるっていっても、イエスの教えを守らなかった者は、そうではないかもしれないんでしょう……」

「そうでござる……。無宗教の御仁に教えていただいたでござるよ」

「でも、日本のことなら、教えてもらっているわよ」

「そうでござったなあ」

「アメリカのクリスチャンも、聖母マリアの価値をわかればいいけど、軍国の母が多そうね……。カトリックは聖母マリアを重んじるけど、プロテスタントでは重んじないというから……」

「こちらの世界では、軍国の父でござるね」

「イエスじゃなく、ローマ皇帝を信じているクリスチャンみたいよね。それに、この世界では聖父ヨハネでござったわね……」

茜はオカネスキーの口まねをして明るく笑った。








閑話休題

ミケランジェロのピエタが、

有名ですね。

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