磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

原発のない世界のつくりかた

2012年02月22日 | 読書日記など
『原発のない世界のつくりかた』
   「脱原発世界会議」実行委員会・編/合同出版2012年

欧文タイトル:How to make a nuclear power free world
小見出なきものは、文章中から取って小見出としました……。



脱原発世界会議」 下「」引用。

「2012年1月14、15日に開催する「脱原発世界会議2012YOKOHAMA」は「原発のない世界のつくりかた」を模索するための場です。逆に言えば「原発のない世界」をつくるためには、国境を超えてつながり、集う必要がある、そんな思いから生れた会議です。私は、「原発のない世界」を人類が近い将来実現できるかどうか、そのカギを握っているのは日本に今生きている私たちだと思っています。だからこそ、「脱原発世界会議」を日本で開催することを決意しました。」

「運転再開を止めれば、止まる!」アイリーン・美緒子・スミス(グリーン・アクション代表)。下「」引用。

「そして、(最初に)運転再開が予定されているのは、大飯3号機です。福井県にあります。私たちは、福井県と京都北部それと滋賀県、関西のみんなで頑張ります。
ぜひぜひこれに向けて、全国で頑張りましょう。」

「少エネ」枝廣淳子(環境ジャーナル)。下「」引用。

「これから日本がやっていかないといけないのは、もともと使うエネルギーそのものを減らすということ。「省く」ではなくて「少ない」という字の「少エネ」ですね。-略-ネガワットはつまり使わなかったエネルギーなので、それはつくり出したエネルギーと同じだということを言っています。」

「ダッシュ村」佐藤栄佐久(前福島県知事)。下「」引用。
宮台真司(社会学者/首都大学東京教授)。下「」引用。
「原発の背後にある利害は明白で、政府や東電が「安全デマ」を流すことはわかっていたから、はなから信用はしませんでした。このスタンスは今も変わりありません。十分なリアルタイムの放射線モニタリングがなされていないという判断から、東京から離れた山荘に、知人の子供たちや自分の子供たちを疎開させました。」

「市中引き回しの刑をしたい」上原公子(元国立市市長)。下「」引用。

「-略-こんなひどいことになったのに誰が責任とったんですか? 誰もとってないでしょう! 日本ってホントになさけない国だと思いますよ。
チェルノブイリの経験をしたあのとき、「いや~、大丈夫ですよ。プルトニウム体に埋め込んでもちょっとしたか影響がなんい」。こういうことを堂々とテレビで言った東大の先生もいたんです。ホントニ法律があるならば、全員そういう人たちを並べて市中引き回しの刑にしたい。-略-」

「静岡おてんば同盟」中山千夏(作家)。下「」引用。

「-略-原発推進の奴は全部落とす、政治に送り込まない。そのためには知らなきゃいけませんから、この候補は脱原発か推進か、調べたり発表したりする、そういう運動をやって行こうと「静岡おてんば同盟」は呼びかけます。
「女たちよ、そして女と共に生きたい男たちよ、台所で使えるようになるまで原子力で湯を沸かすのはやめにしようよ!」」

「ふるさと福島」神田香織(講談師)。下「」引用。

「「はだしのゲン」や「チェルノブイリの祈り」を語って脱原発を講談で訴えてきたのに、ふるさと福島県がこのような目に……。悔しいです。一人ではどうにもならないが、その一人一人が集まれば大きなうねりとなるはずです。連帯しましょう!」

もくじ

「いのちと相容れない」鈴木菜央(「greenz.jp」発行人)。下「」引用。

「なぜ原発に反対するかと問われれば、それは原子力というものが、いのちと相容れないからです。
 そして、そのような原子力を利用する技術には、愛がないからです。宇宙空間に浮かぶ奇跡的な星である地球の表面に、たくさんの生物と一緒に呼吸をし、命を紡いできた私たちは、この世代で愛のある技術にのっとった、愛のある世界を作り出していきましょう。変化はすぐそこまで来ています。」

「ペットを欲しがる子どもに……」湯浅誠(反貧困ネットワーク事務局長)。下「」引用。

「コトが起こったら、もう誰にもどうにもできない、究極の「手に余るもの」としての放射能。

それがわかっていたから「絶対大丈夫だ」と言い張っていたのだと、コトがあってからよくわかりました。
「手に負えないなんだったら、飼ってはいけません」
ペットを欲しがる子どもに、親が諭すように言うことがあります。そんな「常識」を、私たちもまた政府や東電に諭してあげなければならないのかもしれません。悲しく、情けないことです。」

「核エネルギーはアフリカの害である」ポール・サオケ(核戦争防止国際医師会議(IPPNW)ケニア支部代表「ケニア」)。下「」引用。

「アフリカ大陸は病、無知、そして貧困が蔓延している。西欧基準の発展を成し遂げたいものの、産業化の進展は大量の非雇用の原因とみなされている。そこで私の住むケニアでは多くの人が原子力に希望を抱いている。しかし、原子力には落とし穴がある。ウラン採掘による健康被害と資源の枯渇。原子炉導入にかかる莫大な費用。必要な水の量と水質汚染。核の導入にテロの標的になる恐れ。核廃棄物処理の問題。アフリカでの代理戦争の恐れ、そして劣化ウランを使用した兵器。2030年までに原子力を手に入れるプロセスを開始したケニアは、これから数え切れないほどの原子力によってもたされる問題に見舞われ、討論されることになるだろう。」

斬新でおしゃれな「反原発」ポスターが掲載されている。

そして、いろいろな団体・グループも掲載。例 : 「ふくしま志縁隊」「お産と地域医療を考える会津の会」「ふくしま支援・人と文化ネットワーク











index

index

目 次



エンタメ@BlogRanking





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。