馬町のトキちゃん PHP創作シリーズ

『馬町のトキちゃん　PHP創作シリーズ』
　　　安藤美紀夫・文/桜井誠・絵/PHP研究所1976年

表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。
「タカちゃん。」
その時、ひねもす先生は、だれかによばれた。……ひねもす先生は、いっしゅん、お地蔵さんがよんだのかと思った。しかし、石のお地蔵さんが、口ょをきくはずがない。
ふと見ると、ほこらのよこに、小さな女の子が立っていた。おかっぱ頭に、花がらをちらした、丸えりのワンピースをきていた。馬町の馬に乗ってきたというこの少女は、いったいだれなのか。八月の京都の町を舞台に、不思議な世界の広がるファンタジー。」



めずらしく、京都を舞台にしたものですね。

京都の児童文学者として、有名な安藤さんですね。

これも、戦争をテーマにしているといっていいかと思います。

しかし、ファンタジー作品としては、ボクにはわかりづらかったと思う……、。

－－京都の八月といえば、大文字さんに、地蔵盆……。

地蔵盆も出てきますが、どうも大人目線……。

『でんでんむしの競馬』のように書いていただきたかったのだが……。

枚数の制限か？　説明で終ってしまった……。

油かけ地蔵は、嵯峨と伏見にあるという。
－－油売りという職業があったころにできたんですね。
油売……そういえば、斎藤道三もそうでしたね……。








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